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お姉ちゃんの絞り汁
【姉弟相姦 官能小説】

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お姉ちゃんの絞り汁-2

健太郎が父親の部屋に言った後、宇佐美は服も着ないでベッドの中に潜り込んでいた。弟ではあったが、男性にセミヌードを見られたことがショックだったのだ。
 宇佐美は弟を異性として意識したことはなかったし、健太郎の態度も明らかにそうした意識のないものであった。
 宇佐美にしてみれば、これまで家族の、弟の健太郎など男の範疇には入っていなかった。信じられないことではあるが、健太郎とは小学校五年の頃まで一緒にお風呂に入っていたくらいである。胸もかなり膨らみ、女性としての身体も出来つつあったのだが、肉親と言うことで宇佐美は気にしていなかったのだ。
 それが、たまたまその話が友人との間に出て、おかしいと指摘され、実感はあまりなかったのだが、そう言うものなのかと、その頃を境に一緒に風呂には入らなくなったのである。
 いつからそうした実感が生まれたのかは分からないのだが、今の宇佐美は恥ずかしさでいっぱいであった。
 今にして思えば、湯船の中で弟を膝の上に乗せていたことさえある。はしゃいで抱きつき、胸を弟の背中に押しつけさえした。
 宇佐美が黙っている限り、肉親以外にはその事を知られる事もないのだが、自分がしていたことを思い出すに連れ、恥ずかしさのあまり死にたいとさえ思えてくる。
 しかも、もし健太郎にそうした意識が芽生えたとしたら……。
「うにゅう〜っ……。健太郎の莫迦ぁ〜…」
 布団の中で枕にしがみつき、顔を真っ赤にして身悶える宇佐美。自分でも、自分の感情がまるで理解できなかった。


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