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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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家族になろう-2

訪問者として訪れた40代半ばの男性、背も高くスポーツジムにでも通っているかのような体格の良い方。隣には奥さんらしき方とその方に抱かれている2歳くらいの女の子。

「こやつは三浦、ワシがまだ今より若かった時に共に同業者として働いた仲じゃ。」

ひょいと横から現れたお爺ちゃん、組合に行っていたんだ。

「はい!彼には色々とお世話になっておりました。」

簡単に言えばこの三浦さんって人はお爺ちゃんの弟子みたいなものか。

それから皆居間へ向かい、今後の事についてお話をするそうだ、お爺ちゃんの店もこの三浦さんって人が後継者となるとか、同業者って言ってたしきっと恩返しもしたいのだろうこれならばこのお店も安心して経営出来るのかな。

つい此間母に大人のやる事に子供がでしゃばるなと言われたばかりだが、つい。

そんな大事な相談の最中に奥さんの抱いていた赤子が泣き出して、一同困惑し。

「困ったわね、私席外した方が…。」
「けど、君だって共に経営してもらう訳だし、話は。」
「うーん。」

困り果てた奥さん、ふと母が私たちが陰で覗いているのに気づき。

「あのー宜しければ…。」


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