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Girl Meets Devil
【コメディ 恋愛小説】

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Girl Meets Devil 〜そのW〜-5

「おはよう。悪いが朝刊を読ませてもらってる。ダメだったか?」
「いえ、全然構いません。それより、何で先輩がいるんですか?」
「お前……昨日のこと覚えてないのか?」
「全く覚えてません。えっ!?私、何かしたんですか?」
「聞きたいか……?」

先輩はメチャクチャ真剣な顔をしている。
うわぁ…私何したの?
でも、気になる…

「……はい。」
「わかった…後悔するなよ……アレは神道が血を吸い終わってすぐだった……」

そう言って先輩は話し始めた。
………
……



「…うまかった…ありがとう、茜。…ん?大丈夫か茜?」
「…らいじょーぶだよぉ?」
「…呂律が回ってないぞ?」
「完全に酔ってるな。仕方ない…柊は私が連れていこう。」
「すまない。よろしく頼んだ。」
「いくぞ、柊。」
「……やらぁ!わたひ、きょーやといるぅ!」
「ひ、柊?なんかキャラが違うぞ……」
「お、おい、茜?どうしたんだ?」
「…きょーや…いっしょにねよー?」
「うわっ!ちょっと待った、茜!や、やめろ!」
「またない……きょーや、らいしゅきぃ……」



……
………

「…と言って神道を押し倒したお前を無理やり引き剥して、お前の部屋まで連れていったんだ。で、間違いがあるといけないから私も泊まらせてもらった。」
「……マジ!?」
「マジ。まさかお前が酔うと甘えるタイプだとは思わなかった……」

ま、まさか酔った状態とは言え、そんなことを口走り、有ろうことか恭夜を押し倒していたなんて………


「先輩…丈夫な紐か剃刀ってありませんか?」
「馬鹿!は、早まるな!」
「離して〜!私、もう生きていけない〜!」
「まだ、何にも起きちゃいない!それに誰かを愛するのは素晴らしいことだぞ!」
「これ以上、生恥を晒して生きていくなんて出来ません!」

その時、キッチンのドアが開いて恭夜が入ってきた。
「どうしたんだ?」
「恭夜!…体調はどう?」
「ああ、大丈夫だ。それよりも、昨夜はその…なんだ……拒んですまなかった。」
「ち、違う!昨日は酔ってて、その勢い言うか…とにかく!昨日のことは忘れて!それより早く学校に行かないと!」
「柊、今日は土曜だぞ。」
「あっ…」

そうだったぁ〜!

「まあ、今日はゆっくりと休め。私は家に帰るからな。」
「本当にご迷惑をおかけしました…」
「別に迷惑じゃないぞ。それよりも私がいなくなるからって押し倒したりするなよ?」
「そんなことしません!!」
「ふふっ…じゃあな♪」

そう言って先輩は帰っていった。


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