投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 449 特命捜査対策室長 上原若菜 451 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

戦線布告-7

前の車両に野球帽の男、後ろの車両にサングラスの男、最後尾に若菜とマギーが乗っている。若菜は周囲を注意深くチェックしながら車に乗っていた。
「野球帽の方は下っ端か雇われね。サングラスの方が重要な容疑者かもね。まー、そう簡単に口は割らないんでしょうが。」
「携帯とか調べれば通話記録とか分かるんじゃないですか?」
「一応調べるけど、そんな簡単に足がつくようなヘマはしないと思うのよね。きっと調べても有力な証拠は出て来ないはず。」
「じゃあどうやって…」
「あんた得意のマッサージで吐かせなさいよ。」
「マッサージ??」
「そうよ。さっきみたいにさ。」
若菜はスマホを取り出し先程マギーが野球帽の男の股間をボディチェックしていた時に撮った写真を見せる。
「なっ!何撮ってるんですか!?」
「ニヒヒ、女刑事セクハラの決定的瞬間♪」
「消して下さい!!」
「ヤダ♪」
「ふざけないでください!!」
「ヤダったらヤダ♪」
スマホを取り上げようとするマギーを軽くかわし続ける若菜。ムキになって奪い取ろうとするマギーが体を乗り出した時、いきなり車が急ブレーキをかけた。
「な、何!?」
慌てて前を見る。すると前の車両と若菜が乗る車両の間に車が割り込んで来た。
「危なねぇなぁこのヤロっ!」
運転する刑事が激しくクラクションを鳴らす。しかし車は動じない。クラクションもパッシングもまるで気付いていないかのように運転していた。すると更に2両目の車両の横に別な車が現れ並走し始めた。
「マズいわね…」
悪い予感がした。これは決して偶然ではない。サングラスの男を奪う為のものだと直感した。対処を考える間も無く若菜の目に2両目の車両に並走する車の助手席の窓が開き、中から手が伸びドア付近に何かピタッとつけた光景が見えた。
「マズいわ!離れて!」
運転する刑事に叫ぶ。
「な、何が!?」
「爆弾よ!2両目の車に爆弾が仕掛けられたわ!」
「爆弾!?」

刑事が驚いて前方を見ると2台の不審な車が急加速しあっと言う間に逃走して行くのが見えた。
「伏せてマギー!」
若菜がそう叫んだ次の瞬間、またしても若菜な目の前で爆発が起きた。2両目の車両が激しい炎に包まれる。左に避けた若菜らの乗るしゃは左にハンドルを切り歩道に乗り上げビルに突っ込み停止した。若菜はすぐさま車から出て燃え盛る2台目の車両に近付こうとするが炎と熱風が行く手を遮る。若菜は瞬時に分かった。乗っていた刑事2人とサングラスの男の生存の可能性は0に近い事に。
「誰か消防車を!あと水…水を!!」
刑事も通行人も若菜ほど冷静にはしていられない状況の中、どうしていいのか分からずにただただ燃え盛る炎を口を押さえて見ている事しか出来なかった。
「クッソ!爆弾ばっかね、最近!!」
自分に向けてとことん爆弾を仕掛けてくるサーガへ怒りを露わにした。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 449 特命捜査対策室長 上原若菜 451 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前