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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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戦線布告-4

廊下を歩く若菜達。中里はマナミの見解を話す。
「さっきはだいぶ落ち着いていたが、頭が半分朦朧としている状態だ。最低一ヶ月はみないと何とも…」
「分かってます。今の状態で証言を取るのは危険です。その証言にどこまで信頼が置けるか分からない。もし信じて誤った捜査でもしたら責任を負わなきゃならないし、昨日は何とか会見で誤魔化せたけど、世間の目はそんなに甘くない。まずは治療をしてもらい、先生に判断して貰ってからしっかりと証言をとる事にするわ。」
そう言った若菜を見て感心したような笑みを浮かべた。
「立派な刑事になったもんだ。お父さんやお母さんが見たらきっと喜ぶよ。」
若菜はどこか寂しそうに微笑した。言葉はなかった。

玄関まで見送りに来た中里。若菜は手を伸ばしニコッと笑う。
「ありがとう悠ちゃん。くれぐれも橋元マナミを宜しくね?」
「任せなさい。今度家に遊びに行くよ。」
「うん。大病院の院長先生らしいすっごい手土産期待してるからね!」
「ん?ハハハ!分かったよ。」
マギーは若菜の表情を見つめていた。こんな穏やかに笑える人だとは思っていなかったからだ。中里の知る幼い頃の若菜こそが本来の若菜なのだろうか…そう思った。病院を後にして車に乗り込んだ若菜からは先ほどの穏やかな雰囲気は消えていた。そんな時、若菜はフッとマギーに行った。
「ねぇマギー?小さい頃を知る人に、人殺しになって再会するのって辛いものよ?」
「えっ?」
いきなりの言葉にキョトンとした。そんなマギーを見る事なく若菜は前を向いて歩いていた。

「さて、橋元マナミから証言が取れないとすると、裏本部への手がかりはあの風俗店の爆破後の捜査にかけるしかないわね。ただサーガがそんなヘマやるとは思えないけど。きっと爆破さえすれば裏本部へ繋がる証拠はなくせる事を計算しての爆破でしょうからね。」
「でもあの信者達がいるじゃないですか。彼らに聞けば…」
「ダメなのよ。私、彼らのタマキン踏み潰しちゃってさ、あまりの激痛とショックでそれどこじゃないみたいなの。」
「ふ、踏み潰した…!?」
「それに店員は信者でも何でもないただの雇われ店員らしいから期待は薄いし。あ〜あ、踏み潰さなきゃ良かったわぁ。」
「もう使い物にならないんですか…?」
「多分ね。だってグニャッていったもん、グニャッて。」
肩を竦めておどける若菜が怖かった。
「私はインテリジェンスなチンコが好きなの。逆に理性も何もないチンコは大嫌い。」
「理性って…。どっちにしろ立った時点で理性とか失ってるものなんじゃないですか??」
「…うるさいわね〜。あんたにチンコの何が分かるのよ!!」
「ち、ちょっと大声出さないで下さい!」
周りの視線が自分らに向いていた。いつだってたいていマギーの方が正論で、正論に逆ギレする若菜。ホント、メンドくさい人だとマギーは思った。


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