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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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サーガの正体-7

杉山はゆっくりと顔を上げ若菜を見つめながら言った。
「普通の奴らじゃきっとサーガが田口と繋がっていただなんて気がつく事はなかっただろう。君だからこそ気がついたんだ。それに気づかなければ我々はまた湯島武史のように最後まで犯人を見つけられなかったかもしれない。この捜査において君を失う訳にはいかないんだ。君の周りで爆発騒ぎが続くと心配で仕方ない。」
「サーガも私がそう簡単にくたばらない事は知ってますよ。彼が仕掛けた爆弾から私が生きながらえた姿を見てニコッと笑ってる事でしょう。私も死ぬつもりはない。それより今回の風俗店でサーガは私と遭遇する事は予測していなかったはずです。でも爆発は起きた。という事は…」
「常に爆弾を持っているという事、か。」
「はい。いつどこでも爆弾テロを起こせるという事です。非常に危険です。もし他の捜査員がもしサーガの居場所を突き止め突入したならすぐさま爆弾を使うでしょう。非常に厄介です。下手にサーガを追い込めませんからね。」
「ああ、そうだな。」
「テロリストが人ごみに紛れて何食わぬ顔をして街を歩いてる…。非常に危険です。まずは情報を集めに集めて裏本部と呼ばれるサーガの居場所を探し出す必要があります。」
「そうだな。風俗店で保護した奴らはどうしてる?」
「捜査員に厳重な警備をさせて治療させてます。」
「そうか…、奴らの証言は重要だからな。」
「はい。」
「ところでだ、夜に今回の件の記者会見をしなければならない。きっとマスコミは令状なしに店に踏み込んだ情報は掴んでるだろう。ちょっと困った状況だな。」
「その会見、私も出ます。」
「えっ?」
「心配いりません。私が自分で収拾しますから。そこでお願いがあるのですが…」
若菜の言葉に杉山は焦る。
「し、しかし…」
どちらかと言うと難色を示している表情だ。しかし若菜は意思を貫く気満々の表情で言った。
「捜査の為です。宜しくお願いします。」
どうせ説得しても無理だ。杉山は頭を掻く。
「しょうがないなぁ…。まぁいい、責任は取る。この件は君に任せてあるんだ。好きにしなさい。」
「ありがとうございます。」

杉山に報告が終わると若菜は捜査1課のデスクを借りドリフのコントのような姿で状況を確認したのであった。


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