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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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サーガの正体-5

「上原さん…!」
その姿を確認して力が抜けたマギー。
「マギー、警視庁に報告、あと救急車を追加して!」
「は、はい…!」
気持ちを入れ直して対応に当たるマギー。初めに到着した救急車にマナミを乗せ搬送させた。
「大丈夫か、若菜?」
喜多が心配そうに言った。
「ったく、爆発させりゃいいと思って!おかげでドリフのコントみたいになっちゃったじゃないのっ!」
服はボロボロ、顔はすすだらけだ。運良く怪我はないようだ。サーガもこんなところで捕まるような人間でなければ、若菜もこんなところで死ぬような人間ではないと言う事か。爆発にも決して怯んではいなかった。
「西部警察みたいだな!」
「和ちゃん、それ私達の世代しかわからないよ。」
「だな!でも無事で安心したぜ。」
若菜の頭を撫でる。
「心配してくれてありがとう。」
ニコッと笑った若菜。しかしすぐに険しい表情に戻る。
「今日ここに私が現れるとは思ってもいなかったはず。でもこれだけの爆発を起こせる。サーガは爆発を常に持ち歩いているって事ね。」
「みたいだな。」
「その気になればいつでも爆発を起こせるって事か…。いつどこでテロが起きるか分からないわね。マズイわね。」
「ああ。厄介なやつだよ、まったく。」
燃え上がる炎を見つめていた。そして捜査員も到着、消防車や救急車も到着し物々しい雰囲気の中、消化活動や救助作業が行われた。
「サーガは既にどこかへ逃げたわよね。」
「ああ。ここで死ぬ程マヌケでもないだろ。」
「まーね。」
若菜はそう答えると救助された男女を良く監視するよう捜査員に指示を出した。
まだまだ炎は上がっているが、若菜は捜査員の車に乗り警視庁へ向かった。何故なら総監に呼ばれたからだ。立て続けの爆発騒ぎに若菜から事情を聞こうという事だ。
「こんなドリフのコントみたいなボロボロの格好で警視庁に行くとはね…。」
溜息をつく若菜。
「ドリフのコント?」
マギーが首を捻る。
「何でもないわよ。」
「??」
若菜はそう言って窓の外を眺めていた。


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