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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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サーガの正体-4

若菜は店員を強引に立たせる。そして耳元で囁く。
「ねぇ?早くしてくれないと、イかせちゃうわよ?ボクゥ…」
「ひっ…!」
怯えながら若菜を見る店員。悩ましげな色気ある声も店員には悪魔の囁きにしか聞こえない。
「あー、馬鹿らし!さ、行くわよ!」
面倒臭くなった若菜は店員の尻を叩く。
「ひっ!」
あまりの恐怖に店員は腰が抜け床にへたり込む。
「情けなっ!あんたそんな弱腰じゃ女を満足させられないわよ!?」
「ご、ごめんなさい!!」
怯え切る店員を見て、ダメだこりゃ、と思う。
「しょーもなっ!じゃあマナミって子がいる部屋を教えなさい!」
凄む若菜に店員はもはや抵抗などしなかった。
「う、上の3階の1号室です!!」
店員がそう言った次の瞬間であった。マナミがいると思われる上の3階から銃声が聞こえた。悪い予感がする。若菜は店員を放り投げ階段を駆け上がる。すると7号室のドアがバタンと閉まった事に気がついた。しかしまずはマナミのいる1号室に入る。銃を構え中に突入する若菜。
「!?」
目の前に腹から血を流したマナミがうずくまっていた。周りにサーガが隠れていないかどうか確認しマナミを抱き上げる。
「大丈夫!?」
「うううう…」
マナミは顔色も悪く呻くだけである。相当容態は悪いようだ。若菜は携帯でマギーに連絡する。
「大至急救車を呼んで!」
と。マギーは慌てて救急車を手配する。
7号室にはサーガがいる。しかし目の前のマナミを救う事も忘れてはいけない。若菜は迷った。しかしそこで若菜は考える。
(あんなあからさまに自分の所在をアピールするような締め方は怪しい。まるで私を7号室に導かんとはまかりに、ね。罠だわ。今サーガを追って捕まえらるほど彼は馬鹿じゃない。きっと抜け道か何かを作ってあるに違いない。て事は…私をあそこの部屋に誘導したい理由とは…。マズイ!!)
若菜はマナミを抱えて立ち上がる。そして急いで階段を駆け降りた。2階には店員とさっき若菜が玉を潰した3人の信者がまだ呻いていた。
「あんたら!早くこのビルから逃げて!!爆発するわよ!?」
「ば、爆発!?」
店員は目を丸くして驚いた。
「働いてる女の子は何人?」
「全部で5人です!あとは客が1人」
「じゃあ早く連絡して連れ出しなさい!後30秒もしたらきっと爆発するわ!」
「さ、30秒!?か、館内放送します!」
店員は館内放送で呼びかける。
「みんな!爆弾だ!今すぐ表へ逃げろ!」
店員がそう言うと、裸のままの嬢と客を含め6人の男女が駆け降りてきた。
「早く!逃げて!」
慌てて全員が階段を駆け降りた。何人かが店外に飛び出した瞬間、激しい爆発音とともに煙が立ち上がる。そして火が勢い良く燃え上がった。
現場は騒然としていた。喜多とマギーは出てきた男女を引き寄せ安全な場所に移す。しかしその中に若菜がいなかった。悪い予感がした。最悪のシナリオも想定した。しかしその瞬間、煙の中から女性を抱えたすすだらけの若菜が悠然と歩いてくるのが見えたのであった。


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