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コンピューターの女
【熟女/人妻 官能小説】

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コンピューターの女-2

2.
 やがてお互いの性器の写真交換、オナニーのやり方にまで発展した。
 最近は、お互いをオナペットにして、オナニーの結果報告をするまでに、エスカレートしてしまった。

 (一度、オフ会をしませんか。 このままでは、収まりがつきません)
藤子からの提案である。
(いいですよ。 僕も藤子さんに会いたい)
啓介は提案に応じた。

 (一度オーストラリアに行ってみたいので、こちらから伺います。シドニー空港で会いましょう。私は、週間文春を手に持っています。 若し、私を見て、会う気が無かったら、知らん顔をして下さい。 私は適当に、観光をして帰ります。啓介さんはどんな人かな。 藤子をどんな女と思っているのかな。 少々不安です)
 
 僕は、商社を定年退職した前田 啓介といい、 退職者移住と言うカテゴリーでシドニーに移住をした。暇に任せて、ネットで遊んでいるうちに、今回のような始末となった。
 藤子が一番心配しているのは、多分自分の年齢のことだろう。お互いにメールで写真交換はしているが、そんなものはどうにでも加工できる。僕は男だから、藤子ほどではないが、やはり相手があまり若ければ、顔を合わせにくい。

 藤子は、Aゲートから出てくる筈だ。
 日本人で、手に週刊文春を持っている以外の詳細は分からない。
 暇そうだから、若ければ文科系の学生か、いわゆる家事手伝いと称する独身貴族か。
 所帯持ちの筈はない。 子供の手が離れた初老の後家さん、離婚したか、未婚の、そこそこに生活に余裕のある、いずれにしても一人暮らしのあまり若くないご婦人か?

 ちょろちょろ出始めた乗客が、やがてピークを過ぎて、小1時間も経つ。
(どうしたんだろう。 土壇場で怖じ気づいてしまったのかな)
 それほど期待をしていた訳ではないが、すっぽかされたと思うと、矢張りがっかりする。
 諦めて帰ろうとすると、Aゲートのガラス越しに、一人遅れて出てくるのが見えた。ガラスの反射を透かしてみると、顔の前に文春を掲げて、顔を隠している。・・・来た!!!

 どんな女か分からないが、選択権はこちらに任されている。
 公衆電話ボックスの影から、素知らぬ顔をして、目で後を追う。
 携帯用のキャリアに旅行カバンを載せて、ゆっくりと出てくる。文春の陰から偵察をしているらしい。
 顔は見えないが、服装からすると、50才前後か? 小太り気味ではあるが、均整の取れたプロポーションである。
 


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