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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第四章 漂着した恋人-10

「汐里……」
 土橋が抱きついたまま、項や首筋を吸って唾液をまぶした。「腹、減ってるだろ?」
「え……?」
 土橋からこんな慈愛を含んだ愛撫を受けたのは初めてだった。唇が吸い付く度にブルッと身を震わせていると、
「餌だよ、餌。欲しいだろ? ……汐里の大好きな」
 そう耳元で囁かれ、耳穴にまで舌をねじ込まれた。
「ふぁっ……、あっ……」
「要らないのか?」
 チュウゥッと首筋に強く吸い付かれて力が抜けた。
「あんっ……、ほ、欲しいっ! え、餌……、餌ちょうだいっ!」
 慈しんでくれる土橋とキスがしたかった。だがアイマスクに視界を塞がれているから、だらしなく舌を伸ばして周囲に巡らせるだけだった。
「ベッドに来い」
 そこへ命令が聞こえてくる。
 アイマスクを取ることは禁じられている。汐里は暗闇の中、前方に手を差し伸べて、部屋の中の位置関係を思い出し、ゆっくりと小さく歩を進めていった。
「早くしろ」
「んあっ、は、はいっ……!」
 慌てて足を早めると、膝にベッドの端が当たって前へ突っ伏した。すぐに体勢を立て直し、這い上がり、四つん這いで土橋の行方を探した。
 加齢臭、口臭、そしてあの、股間の激臭……。汐里は鼻から小刻みに息を吸い込み、嗅覚に集中してベッドの上を進んでいった。
 顔が柔らかい物に当たった。どう考えても土橋の体だった。やった、着いた、と喜んだところへ髪が梳かれ、頭を撫でられるや、膝を付いたタイトスカートの奥でTバックに向かってドバッと蜜が迸り出た。
「あんっ……」
「食べていいぞ」
「はっ……、ああ、う、うあぁんっ!」
 手探りで土橋のブリーフを引き下ろしていった。下ろす時に引っかかり、力強い勃起が暗闇の中に生々しく想像される。鼻腔へ強いニオイが差し込んできた。あの男茎は間違いなく目前にある。
「おふ……、あむん……」
 恍惚とも苦悶ともつかぬ呻きを漏らし、両手をシーツに付いたまま顔だけを前に差し出していくと、唇と鼻筋が熱い肉肌に触れた。背を反らせて上げたヒップがくねる。
 確かに土橋の言う通り、見えていないほうが性感を鋭敏にしていた。唇が触れただけで、いま土橋の股間で男茎がどう屹立していて、自分の顔がどの辺りに触れたのか如実に頭の中に浮かんだ。吸着音を鳴らしてキスをすると、ビクビクと震え、重たい亀頭が揺れて額を叩く。
(あ……)
 美しく引いた眉から男茎が離れた時、小さくヌチュリとした感触を残していった。
 四つん這いを踏み直し、足を大きく開いて頬に垂れかかって邪魔な髪を頭を揺すって後ろへ避けた。
 逃げてしまった臭いを追跡する。もうすぐそこだ、というところで、汐里は溢れる唾液を呑み込むことを諦め、半開きにし唇の端からトロトロと涎を流しながら肉茎の一点に吸い付いた。
(んんんっ……!!)
 唇を何度かはむと上下の唇に粘体が繋がり、舌で切って口内に入れると、さぞ胃酸を刺激してくるだろう味が広がった。
 尖らせた舌で傘の裏の切れ込みを下から上へと刮ぎ取っていく。舌の上にフラフラとくっついてくるのが分かった。口内へ含むと、口蓋へと押し潰し、刺激臭を鼻腔で堪能した後、溢れる唾液とともに絡みつく残滓を喉へ通した。
 壁際で眺めている二人の方から、ああっ、と聞こえてきた。
 恥垢を食べている自分のおぞましさに身震いでもしたのだろうか?
「……いいぞ、汐里。おいしいか?」
 だが最も格上の奴隷は、土橋の男茎に最初に触れる権利があるのだ。鼻の中に広がる臭い、口の中に広がる味。土橋の傘裏に蔓延るコレを味わえることこそ、一番の女である証拠だ。格が違うのだ。
「うんっ。お、おいしい……」
 優越感が刺激して、スカートの中の蜜が止まらなくなっていた。
「本当にチンポが好きなんだな、お前ってやつは」
「うっ……す、好き。オ、オチンポ……、チンポが大好きっ……!」
 言葉にして告白するとビクンッと体の奥が蠢いて、腕を伸ばしていられずシーツの上に崩れそうになった。
「こっち向け」
 しかし土橋にそう言われるならば、蠕動する股間に耐えながら懸命に腕を伸ばして顔を上げる。
(あ、まさか……)
 そう気づいた瞬間、ビチッと肉塊が顔を打ってきた。
 同時に、さっきの比ではない蜜の併発が起こって、肘が折れそうになる。秘所から溢れ出した蜜が脚の付け根に溢れてストッキングの薄布をベトベトにしていた。顔を伏せてしまうと次の一打が貰えない。汐里は渾身背を反らし、顔を向け続けていた。
「んあんっ!」
 打擲が繰り返され、途中からは肌を打たれる前から腰がヒクヒクと動いた。
「顔、ビシビシされるのも好きだよなぁ? 汐里は」
「ううっ、……ああ、も、もっとして……」
「ビシビシしてたら、餌が食べれないんじゃないのか?」
 そうだった。見えはしないが、あれだけのニオイだ。とても平らげてはいないだろう。まだまだこびりついているにちがいない。
「んんっ、た、食べる……、食べたい。お、お願い、オ、オチンポこっち向けて……」
「チンカス食べたいんだ?」
「うああぁっ!」
 キスをした。下腹に男茎を擦り付けた。恥垢を舐め取り、顔を亀頭で叩かれた。
 それだけだ――それだけで牝の器官が波打ち、絶頂がやってこようとしていた。


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