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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第二章 報復されたシングルマザー-4

「まずは、ココにキスだ。ディープキス」
 指していたのは――亀頭の裏側で、幹を走る筋が寄り集まった場所だった。
「……うそ……え、ム、ムリ……、……ムリだって!」
 土橋の指が示した場所には、白さの中に黄ばみも含んで、粘垢が最も溜まっていた。
 そこに口を……、想像しただけでまた嘔吐感が腹の中をせりあがってきて、上躯が強く波打つ。
「それが汐里の答え? ……もしかして、エロビッチ奴隷OLだっての、動画で全世界にアピールしたいのかなぁ?」
「お、お願いっ……。せ、せめて、その……、ソレ、拭かせて」
「なんて失礼なこと言うんだ? 包茎は生まれつきなんだから仕方ないだろ? 俺のチンポはココが一番気持ちいいんだ。奴隷だったら、一番気持ちいいところをナメナメするのが当たり前でしょ?」
「ううっ……」
「拭く必要ない。汐里が舐めて全部キレイにするんだ」
 額を掴んだまま、土橋がキャスターを進めて男茎を近づけてきた。その場所が顔に迫ってきて、蒸れてすえたニオイが強まる。
「あむぅっ……、ぐうっ!」
 土橋の手に抑えられたまま最後まで顔を背けることができずに、その場所へ唇が触れた。瞼を固く閉じ苦悶を顕わにしているのに、更に押し付けられてくる。
 しょっぱい味覚……、いや、そんな生易しいものではない。固形物が舌に乗った瞬間、刺してくる。
(……あんっ)
 しかし、不浄に触れると同時にスカートの中がどうしようもなく疼いた。
 性奴隷。
 その言葉が頭の中に響くと、恥垢によるムカッ気で吐きそうになっているのにもかかわらず、チュウッと会議室に音を立てて吸ってしまっていた。
「おうっ……! いいぞ、汐里っ、もっとキスしながら舌でホジホジしろっ!」
 チェアを軋ませて土橋が身悶えすると、先端から漏れた汁がトロリと唇と幹の接面に漏れて、もう一つの、青臭い味覚が口内へと混ざってくる。
(も、もうダメだ、私……)
 臭いし、マズい。なのに進んで唇を這わせずにはいられない。
 汐里は最も汚れの蔓延った場所の味が薄まってくると、より強いニオイと味を求めて、顔を横に傾け、亀頭の首回りに沿わせて舌を這わせていった。
「汐里、おいしいだろ?」
「んっ……、う、おぇっ、……あむっ……」
「本当は、顔をビタビタしてあげたいんだけどなぁ……、チンカスを顔に付けて仕事に戻すわけにはいかないから」
 顔を叩かれた瞬間の肉棒の感触を思い出し、汐里はえづいた拍子に、遂に媚壺から蜜を放った。一度箍が緩んでしまうと、舌で絡めとった味が口内に鮮烈に広がり、嘔気がこみ上がってくる度に、ドクン、ドクンと立て続けに下着に向かって雫が迸ってしまう。
「おお、汐里……、出すぞ」
「う、あ……」
「顔にぶっかけられたら、困るだろっ。口開けろっ……」
 額を持っていた土橋の手が離れ、幹を握りしめると、亀頭をまっすぐ汐里に向かって倒し、激しく扱き始めた。
「あ……、……あ……」
 だらしなく口を開いて顎を上げると、舌をまっすぐ差し出した。土橋が腰を突き出して、先端を舌の腹の上に乗せてくる。
「今日の初搾りだから濃いぞ……、たっぷり味わえよ」
 あの夜、何発も子宮に浴びた凄絶な射精。それが今から行われようとしている……。
「は、ふぁ……、あ、……や……、ちが……ふ」
 口を開いたままでは、うまく喋れなかった。
「おら、もっと口開けろっ。飛び散っちまうぞ」
 グイッと亀頭が口内に押し込まれると、舌を引っ込めて顎を痛くなるまで開かなけれはならなかった。
 完全に開いた汐里の口内に向かって、濃厚な精液が射出され始めた。
「おごっ……! ごっ……、ふ……」
 喉奥を直接射撃された。気管に入りそうになって咽るのも構わずに、土橋は二日前と変わらない、長く続く脈動で夥しい劣情を噴射してくる。
 淫欲を排泄するための道具として、汐里は喉を撃ち抜かれながら、土橋が射精する直前、とんでもないことを訴えようとしていた自分を恥じた。
 本当に注ぎ込んで欲しい場所は、スカートの中で熱く蒸れた花唇の奥だ。




 金を確保しにきたのが目的だった。だが、帰りの電車の中からの鬱屈を抱えたままで汐里に対面したことで、会議室に連れ込まれたのなら、少し嬲って気分を晴らそうと思った。いかにも流行ファッションのコーディネートを参考にしました、という澄ましてキレイOL然とした汐里が、卑しい肉欲処理に使われて屈辱に苛む様を愉しむ。ふと、溜まった恥垢を直接舐めさせることを思いついたのもそのためだ。
 奴隷になったとはいえ、場所が会社とあっては拒絶を示す汐里に「おっ」と期待した。しかし、いざフェラチオをさせると、汐里の瞳には二日前と比べると悔しさの色が明らかに足らなかった。


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