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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第一章 脅迫されたOL-12

 次の瞬間、やおら汐里の手首を離し、すぐに足首に持ち変えた。
 思った通り、汐里は足裏が滑り、バランスを崩して後倒する。とっさのことで受け身もできずに、強かに体を打ちつけた。呻いている汐里をマットレスの上に引きずり上げ、無残に剥かれたパンストの脚を開かせようとする。
「やめてっ! ぼ、暴力ふるったら、け、警察に言うからっ!」
「広瀬さんが大人しくエッチさせてくれないからだよ?」
「誰がっ……あんたなん――」
「オッパイ動画」
 汐里が拒絶を言い切る前に言った。「困るでしょ? あんなのが出回ると」
 痛打した体を何とか揺すり、土橋から逃れようとしていた汐里だったが、その言葉を聞くとピタリと動きを止めた。少し瞳が潤み、悔し涙を必死に押し留めた睫毛を震わせて、
「最っ低……!」
 と吐き出すように言った。
「……そうだよぉ? その最低な男とエッチするんだってば、今から」
 動きを止めたのにもかかわらず、脚を開かせるのをやめた保彦は、馬乗りになって卑しい土橋の顔に劣情を丸出しに、「手、前に出してよ」
「……は?」
「両手。縛るから」
「いやよっ! 絶対いやっ!」
 驚愕した汐里は差し出すどころか、むしろ両手を体とマットレスの間に隠す。
「しょうがないなぁ……。エッチするためにここに来てるくせに、素直じゃないんだから」
 職場での愚鈍さを容易に想像させる土橋だったが、意外にも身軽に体を動かすことができた。
 手際よく汐里を強引に裏返して俯せにし、体の下に隠していたから却って無防備に投げ出される格好になった両腕を腰の後ろへ強く引いた。
「いたいっ!」
 ヒップの上に乗って体重をかけているから、汐里の力では脚をバタつかせる程度のことしかできない。下手に抵抗しようとすると、むしろ筋が捻じれてしまって肩や二の腕に痛みが走るだろう。
 腰の後ろに回した手首を、簡単にタオルで固く結ぶことができた。
「ね、ねえ……、お願い。もう抵抗したりしないから、これはやめて……」
 汐里は俯したまま横顔を向け、急にしおらしく、甘えを含ませた声音になった。
 保彦は失笑を禁じ得なかった。
 どうせそうやってライブチャットでも甘えてみせて、土橋を――いや、きっと土橋だけではない、多くの男を騙して金をせしめてきたのだろう。それに実生活でも彼氏を始めとした男たちにチヤホヤされて、少しでもシナを作って見せれば、優しく許してもらってきたに違いない。
 逃亡していた罪人が捕縛された時のように、胸も顎もマットレスに付いたまま後手に拘束された汐里を、再び仰向けに裏返した。裏に表に、好き勝手に体を翻させられた汐里は、屈辱を呑んで甘えてやったのに、土橋に変わらず荷のように横暴に扱われて、
「やめてって、変態っ!」
 と、今しがたの甘えはどこへやら、あっさりと態度を戻して叫んだ。後手に縛られたまま、仰向けになると自重が手首にかかる。だがマットレスが緩和してくれているから痛みはないはずだ。
 肉体的苦痛が無いがゆえに、身動きできない状態にされた恥辱がこの女を生粋に苛むはずなのだ。
「広瀬さん……」
 手を後ろに繋がれているからスカートを下ろすこともできず、パンストが引き裂かれて丸出しの下着を何とか土橋の視界から隠そうと、しなやかな脚を重ねて閉じ合わせた汐里のいじましさを見ていると、ズボンの中で男茎が跳ね回った。
 たまらない表情だった。
 こんな風に女を恥辱に追い落とし、暴虐に任せて犯したい願望が無いかと言えば嘘になる。
 男ならば多かれ少なかれ持っているものだ。多すぎる男は性犯罪に至ってしまうが、自分のようなごく一般的な男は、せいぜいエロ動画やエロ妄想で、擬似的に満たしている。
 だが、それは願望を隠しているにすぎない。
 愛する恋人には決して暴虐をはたらくことができないし、仮に「ごっこ」を許してくれたとしても――もし頼めば、愛梨は優しいから許してくれるだろう――根は自分を慕ってくれている愛梨だから、今の汐里のような屈辱に満ちた生々しい反応は望めない。
 決して叶えられることのない願望だと思っていた。しかし目の前に転がる、何をしても物理的な抵抗ができなくなった「エモノ」は、気質は酷い女とはいえ、容姿はハイレベル、いかにも淫らな恥辱に塗れさせ甲斐がありそうだ。
(ヤッちまおう……)
 保彦には、卑劣な行為を自分が行っているつもりがまるでない、不思議な感覚があった。人の道にもとる行為だと分かっていても、股間に渦巻く下劣でトロけそうな熱情が、良心というものの制止を融解させる。
「オッパイはライブチャットでバッチリ見せてもらったからね。でも、アソコはまだだったよねぇ……? 汐里、ちゃん?」
 陵辱感を煽るために本名を、しかもファーストネームで呼んでやる。
 汐里は目を見開いて、自由にならない腕のせいで起き上がることもできず、何とかマットに足をつき、肩を使って上へ上へと逃げた。しかしストッキングの足裏がシーツに滑り、モゾモゾと、うまく動くことができない。


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