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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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面影-5

「ちょっと頭の切れる人間ならその盲点をついて事件を企てますよね。」
「そう。悪徳宗教も同じでしょ?あちこちに支部を作るのもそんな理由じゃないの?」
「悪徳は、そうかも知れませんね。」
自分は違うよという意味を含んだ言葉を返した下條。若菜はまたニコッと笑う。
「まー、ぶっちゃけ下條さんが目指している宗教は先ほどご説明があった通りの活動をしているのだろうと思ってるわ?」
「ご理解して頂き感謝します。」
「ただし、真っ当過ぎて暴走する場合もありますから、ね?そこは私は目を光らせてますから。」
一瞬下條の目に動揺を感じた若菜。下條は若菜の洞察力の凄さに脅威すら感じた。
「分かりました…。」
そう返事するのが精一杯であった。

牽制したところで話をひと段落つけた若菜は話題を変える。
「てかね、昨日ヤバい夢見ちゃってさぁ〜。サーガが弛緩剤入りの教祖様の超能力を封じ込める薬を開発したとかで、それを私に使われてね、沢山の仲間に取り囲まれて超能力を使おうとしたら全然無力にされちゃって、挙句マギーを人質にとられて、マギーを救いたかったら俺と恋人同士のようなラブラブセックスをしろってサーガに言われて、私、ヤラれちゃったのよ〜」
先程までの緊張感はすっかり消えていた。
「はっ…?」
想像だにしていなかった下條は唖然とした。
「で、結局騙されてさぁ。仲間にマギーと一緒に輪姦されちゃうと言う最低な夢!」
マギーは冷ややかな目で見ていた。
「な、なんてゆー夢を見てるんですか…!?」
「知らないわよ!あー、思い出すだけでもムカつくわっ!!でも私はあなたを守ろうとしたんだから感謝しなさいよ?」
「か、感謝しろと言われても…、結局犯されちゃったんですよね…?意味ないじゃないですかぁ!」
「な、何よ!意味ないとか!気持ちよ、気持ち!夢の中でもあなたを守ろうとしている気持ちを私は持ってるって事だからね!?」
「…。その夢、見てないんで何とも…」
「ちっ、可愛くないガキねっ!?」
「ガ、ガキはないじゃないですかぁ!」
「う、煩い!!」
「わっ!!か、カメハメ波は止めて下さい!!」
慌てるマギー。下條は驚いた。
「カメハメ波も出せるんですか!?」
若菜は完全に目が怒っていた。
「ええ、出せるわよ?今見せてあげる…。カ〜メ〜ハ〜メ〜…」
「わっ!止めて下さい!!建物が吹っ飛ぶ!!」
「ひっ!し、死ぬっっ!!」
頭を抱えて怯えるマギー。下條は慌てて若菜を後ろから取り押さえた。
「アハハッ!冗談よ〜♪私、もう人は殺さないんで♪」
構えを解いた若菜。下條は深く溜息をついた。からかわれたマギーは急に怒りが湧いてきた。
「し、信じらんない!この上司!!」
「キャハハ!!」
どうやらマギーが怒れば怒る程楽しみが増すようだ。それに気付いたマギーは口を結んでソッポを向いた。
「あれ〜?マギーちゃん、怒ったぁ??」
「別に…?」
「別にって…おまえはエリカ様かっ!?♪」
「…」
マギーはケラケラ笑う若菜にひたすら耐えていた。


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