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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第25章 仕上げ-5

第25章 仕上げ(5) 


 最後は百合絵の番だった。四人の中では一番年齢がいっていた。しかし熟した女の匂いがただよっていた。アンナという名前も一番日本的だった。
 他の三人と違って,アンナだけは特別なものを身につけていた。白いガウンを纏っていたが、ガウンを全部脱がないで、上半身だけ脱いで、腰から下はウエストのベルトで抑えられていた。
 四人の中では、男性経験が少ないこともあって、女の溝は清楚なたたずまいだった。しかし他の三人にも負けないくらい色素沈着は激しかった。また乳房もグッと大きくなり、ホルスタインのように根元から大きく張り出ていた。乳暈も乳首も真っ黒に近かった。
「さっ、アンナ!ガウンの下半分も取ってお見せするんだよ」
 アンナがガウンを脱ぐと、下半身の腰の部分に金色のベルトが締められていた。
 オオッという声が上がった。
「ご覧下さい。アンナのチャスティティベルト、すなわち貞操帯の姿を!」
 貞操帯を締めた妊婦姿はなんとも悩ましい姿だった。夫の目を盗んで孕んだイメージが漂い、淫らな妊婦に見えた。貞操帯の股の部分からは漆黒の陰毛が左右にはみ出だして、これまた清楚とはほど遠い感じがした。
「アンナは体内に二つの子宮があります。その左右両方の子宮への受胎に成功しました。右側が妊娠五ヶ月、左側が妊娠四カ月です。どちらの子宮にも双子ないし四つ子が入っています」
 いわれてみると腹の膨らみが左右アンバランスだった。向かって左側のお腹のほうが大きく見えた。
「もうひとつ、このアンナには,特別な施しをいたしました。ごゆっくりご覧下さい」
 百合絵は客席に向かってMの字に膝を立て、仰向けに寝た。貞操帯の股間の部分は金属のプレートが嵌められて、そこには二つの大小の穴が開いていた。すなわち、小さい方が尿道口、大きい方が肛門のための部分だった。膣口に当たる部分には穴が開いていなかった。まさに貞操を守る完璧な器具だった。
「さあ、百合絵はこの貞操帯を付けて登場したのが余興でもあります。これから貞操帯を外しますので、とくとアンナの股間をご覧下さい」
 ユキが貞操帯のベルト部分を外すキーを手にして、何か所かのロックを解錠した。カチンカチンと音を立てて留めてあったパーツがひとつずつ外されていく。別に意味でのストリップであった。
 お客の間から唾を飲むゴクッという音がする。 
 ついに臍から股にかけてのプレートが残った。プレートは二分割になっており、上半分がまず外された。はみ出ていた漆黒の部分の全容が現れた。
「オオッ、ワンダフル!」
 そして股間を跨ぐ湾曲した残りの下半分が外された。
 正面から見ると漆黒の翳りで女の園は暗くてよ見えなかった。
「さあ、よくご覧下さい」
 レミがライトをあてた・
「オオッ」
「ワオッ」
「オオ、マイガッ!」
 仰向けの百合絵が股間をお客の方を向け、Mの字に開いて立てた両膝を、左右に倒していった。
「おおっ……なんと……」
「美しい」
「毛の下は一本筋だ。……それも穴がひとつだ。……でもその穴はでかい」
 男たちは驚きの声を上げた。注文した男は、どうだと言わんばかり、自慢げにまわりの男たちを見ている。
「アンナは完全に割礼されて、クリトリスはおろか、ラビアも縫い合わされています。この大きな穴はロバを受け入れられるように大きく拡張されています。ですから出産もさして難しくないと思われます」
 仰向けに寝かされた後、M字に開いた中心のブカブカの膣に太いクスコが入れられた。
「このようにふたつの子宮口が膣から見ることができます」
 男たちが順に女の溝をのぞき込んでは、指を入れて、ライトで二つの子宮口を見ては指先で確認していた。
「当然出産も別々に起こるわけですから、出産ショーも二回できるわけです。ポロポロと続けて産まれてくる様子はさぞかしおもしろいかと……」
 男たちはなるほどと大きく頷いた。 
「ただ年齢を考慮しますと、再妊娠は避けた方が良いと思います。それで、出産後に妊娠をしないために、出航前に卵巣の機能破壊手術を施そうと思っています」
「手術って……間に合うのかね」
 所長が心配してマヤにきいた。
「ご安心を。放射線で焼いてしまいます。どうせ腹の中の赤ちゃんは捨てられる運命にありますから……」
 出産後の百合絵の身の振り方を心配して、マヤが考えたのだ。膣の中を触られていた百合絵にこの声が届いていたかどうかはわからなかった。
「アンナはロバと愛を交わした経験がありますので、出産後は馬やロバなどとのショーにも使えると思います」
 立ち上がった百合絵は、自分の今後についての恐ろしい話を聞きながらしだいに気が遠くなって床に崩れ落ちていった。
<  第25章 仕上げ 終わり >


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