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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第22章 感じない女-3

第22章 感じない女(3)

「これは、残った一つの穴に挿れてあげる」
「いい、いやっ、いやよぉ……やめてぇ」
「カプセルの入っていた所に生けてあげましょうね。お前はここの中にものを入れておくのが好きみたいだから……一番太い茎を選んできたわ」
「ひぃ、いやぁ。やめてぇ」
 マヤは左手の指先で赤いバラの花の上にある美弥の尿道口を拡げている。狙いはすり鉢状に開いた赤い入り口だった。秘裂をバラの茎の端をビンの薬品に浸けてから、ゆっくりと美弥の尿道口に近づけた。
「止めて。……しないで……」
「痛いわよ、この棘。こんなの入れた後、おしっこすると飛び上がるわよ。でもおしっこさせてあげるわ。……いいえ、嫌でもするわ。この液体はなんだかわかる?」
 ガラスビンの液体は透明で粘性があった。美弥はもう応える気力もなかった。
「これはね濃硫酸よ。……強力な脱水作用と水に触れると沸騰するくらい発熱するのよ。尿道に付くと粘膜だから焼けただれてしまうわ。そうすると粘膜がくっついて二度とおしっこができなくなるわ。それを避けるにはね。おしっこで洗い流すのが一番よ。さあいいこと?バラを入れたら、なるべくはやくおしっこするするのよ。……溜まっている?」
 マヤが下っ腹を叩いた。
「濃硫酸?……ただれる?」
「さあ、覚悟はよくって」
 マヤは左手で秘裂の真ん中に位置するひしゃげた尿道口を指先でさらに一段と大きく開いた。美弥のはかなり大きくなっているように見えた。そして硫酸のついたバラの茎を、尿道口にあてがい、グイッと差し込んだ。
「いや。……いやぁ……ぎゃぁっ、痛い。痛い。痛い」
 太いバラの茎だった。
「ぎゃっ。うぐぅぅっ。……痛い」
 棘も大きかった。確実に尿道を引っかいていった。そして五センチくらい挿入して、膀胱に達したことを確認してから、激しく前後に往復させた。十回位往復させてバラを抜いた。傷口に硫酸が強烈にしみてきた。
「うぐぐぅぅ……ぎえぇぇ……」
 美弥は激しくおしっこをしぶかせた。
 バラの棘で尿道は傷だらけになっていた。真っ赤なおしっこが飛び散った。その傷に硫酸が入り、粘膜を焼いていった。痛みが激しく、連続しておしっこができなかった。一瞬飛沫くがすぐに止まってしまう。 ものすごい痛みが身体全体に走る。
 絶叫が続く。
「ほら、さっさとおしっこしないと尿道がただれてしまうよ。おしっこが出なくなるわよ。……それとも一生垂れ流しでもいいの?」 
 その言葉にあわてて、チョロッ、チョロッとしぶかせた。
「ひぃぃ……痛いぁぃ。ひどい……ああぁぁ、何とかして」
 本当に痛いのだろう。ベルトがギシギシと音を立ててベルトの回りからは血が滲んでいた。
「まあ、このままだと、本当に尿道が癒着するかもね。軽く洗浄しておこうか」
 マヤは尿道を洗浄してやった。お尻の穴の下には抜け落ちたピンクのバラの花と茶褐色の固形物が溜まっていた。
 そしてまだ、ズキンズキンとした尿道の痛みが収まらないうちに、マヤはもっと恐ろしいことを言いだした。
「これからのことを話してあげるわ。まずおまえを、女として楽しめない状態にしてあげるわ。つまり全く感じない状態にしてしまうわ。これはつらいことよ。……おまえはこれから何千人という男を相手にしなければならないわ。感じない女を感じさせたがる男が多いようよ。さまざまにチャレンジすると思うわ……でもおまえはただ苦しむだけに終わるのよ。……それとも新しい性感帯をみつけるか。……」
「もういい……聞きたくない……」 
「そしてこれも所長の命令なのよ。……お前をこのセンターにいる内に、妊娠させてあげるわ。おまえたちはすべて妊婦として売り飛ばされるのよ。妊婦を欲しがる男が多いんだってねぇ。ちょうど向こうに着いた頃、妊娠六カ月になっていれば、半年以上は妊婦、そして出産、母乳の出る女として使えるものね。……まぁ、その後はどうなることか」
「ああ、惨めだわ……」
「そうよ。すべて自分の選んだ道なのよ。……さて、まずはクリトリスの神経を完全に殺してあげるわ。いくら頭の部分が焼けてもまだ根の部分が残っていれば感じるのね。今はちょうど、あちこちが痛んでいるから麻酔もいらないわね」
 マヤは、焼けただれたクリトリスの下の神経に針を何本か刺した。
「痛い!」
 美弥の身体が痛みのためにビクッと反応した。電気を流して神経を切断しようというのだ。
「痺れるでしょう。……でもだんだん痛みを感じなくなるはずよ」
 電気を通じては神経を殺し、そしてググッと針を進め、また電気を流すという手間のかかる作業をマヤは続けた。針を進めるたびに脳天に響く痛みが美弥を襲った。
 とうとう二十分ほどで完全にクリトリスとその周辺の神経を殺し終わった。
「ついでに表面をきれいにしてあげるわ」
 電気メスで、焼けただれたクリトリスの表面をきれいに平らにした。わずかに包皮がペナペナと薄くたくれて残っていた
「これで完全に跡形も無くなったわ。中身の抜けたサヤだけになっちゃたものね。……まさに豆のなくなっちゃった空のサヤだわ」
 クリトリスを優しくくるんでいた包皮の中にはもうなにも無かった。包皮は、全くむなしいただの飾りになった。
< 第22章 感じない女(3)終わり この章つづく >


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