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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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16.おっぱい審査-1

 お乳がでるようになってどのくらい経っただろう? いまは朋美は、かつての巨乳少女ではない。 いつ、何時、どんな体勢でもおっぱい出来る。 量、質、匂い、色、あらゆる要素を考慮して、その場に相応しくおっぱいする。 笑顔で搾乳機に自ら入り、継続的にチューブで鼻から栄養を摂取しつつ、おっぱいをいっぱい生産する。 排泄時もおっぱいを止めることはなく、ブリブリと『クリーナー』の少女に放ちながら、白い液体を射精する。 しかも態度は常に堂々としており、顔には満面の笑みを浮かべていた。 

 ここ数日、朋美のおっぱいは口紅とは無縁。 つまりペナルティおっぱいは発生していない。 もっとも『反省の時間』にたっぷり反省し、いたらない自分のおっぱいを指摘し、節操なく射精するおっぱいを恥じることは忘れておらず、自ら十二分に反省乳搾りは申告している。 むしろみさきの方で、朋美が申請した反省乳搾りを減らすほどだ。 総体的に、朋美は要求される水準の上に、自分のおっぱいを昇華させたといえるだろう。

 そんなある日。 いつものように搾乳機におっぱいを乗せて、朋美は強制的に連続射精されるのを待っていた。 乳首オナニーで絶頂おっぱいしながら食事を済ませ、鼻チューブを連結し、大量の脱糞と放尿を『クリーナー少女』の口に済ませたころ、普段ならみさきが現れるのだが、今日は中々現れない。 不思議に思い始めた頃、小部屋のドアが開いて現れたのは、みさきではなく女医だった。

 慌てて背筋を伸ばそうとする朋美。 既に背筋をギリギリまで反らし、少しでもおっぱいをつきだすように胸をはっていたが、更にシャンとしたおっぱい姿勢になる。 朋美にとって、みさきは恐ろしくて、残酷で、容赦なくて……でもほんの少し自分側に立ってくれるお姉さん。 一方の女医は、自分の運命を握る絶対的権力者だ。 心を許す余地はない。

「ああ、そのままでいいわ。 緊張しないで」

「は、はいっ」

「簡単なアンケートをするだけよ。 質問されたら返事は5秒以内。 おわかり?」

「はいっ」

 搾乳機越しに尋ねられ、慌てて返答する朋美。 ただ、アンケートするなんてみさきからは聞いていない。 女医自身が行うくらいだから、きっと大切なアンケートなんだろうけれど、一体どういうことだろう……?

 女医が、朋美に思考を纏める時間を与えてくれるわけもない。

「朋美さんと、朋美さんのおっぱい。 大切なのはどちら?」

「えっ……ええっと……」

 唐突な質問に、思わず朋美は口ごもった。 自分自身と、自分自身の付属品である『おっぱい』。 どちらが大切かなんて、答えるまでもない。 明らかに『自分自身』に決まっている――にも関わらず、

「お、おっぱい……です。 朋美の大きくてはしたない、すぐお乳を射精する、節操のないおっぱい……です」

 朋美の答えは、理性と相反する答え。 何故と言われれば、異常すぎる状況で培った本能が鳴らした警告にしたがったからだ。 更にいえば、自分自身が大事というより、おっぱいが大事といった方がしっくりくる。 おっぱいが自分よりも大切……論理的に破綻していると理解しつつ、朋美はビックリするぐらい自然に、澱むことなく答えられた。

「……ふぅん」

 女医は眉ひとつ動かさない。 サラサラとメモをとり、次の質問に移る。

「朋美さんにとって、おっぱいは何?」

「え、えっと……ううっ」

 うって変わって抽象的な質問だ。 急に言われても、おっぱいはおっぱいで、おっぱい以外の何物でもない。 けれど改めて問われた際の答えとしては、『おっぱいはおっぱいです』なんてお話しにならない。 時間があれば気の利いた答え、おっぱい星人を目指す少女らしい解答が思いつくかもしれないけれど、朋美に与えられた時間は5秒しかない。 咄嗟に口をついたのは、

「と、朋美の大きくてだらしない、お乳がでないおっぱいを、搾って搾って搾り抜いてくださいっ!」

 おっぱいが俎上にあがる時、数えきれないほど口にしてきた、搾乳を懇願する言葉。 朋美にとって、おっぱいと聞いて真っ先に思いつくのは、友達に褒めてもらって嬉しかった記憶でも、成長を実感させてくれる大切な身体でもない。 ギュウギュウに搾ってもらう、パンパン、いやカンカンに張りつめた感触だ。 



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