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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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葵の父親-2

3月末日、奈々子の28歳の誕生日を祝うために、葵は奈々子の家に来ていた。

彼が奈々子に自分の暗い過去を打ち明けることが出来てから、

この二人の関係にも少し変化があった。

葵は彼女の前では大人びた態度を取らず甘えてくるようになり、

奈々子は自分だけにみせてくる葵の顔に嬉しく思っていた。


さらに二人の距離が縮まりお互いの呼び名も変わった。


「誕生日おめでとう!奈々。」

「ありがとう。また葵と年が離れちゃった・・・。」

「俺も来月誕生日だから、またすぐに縮まるって。それにどんなに年が離れてたって、

俺たちには関係ないよ。」

「ふふっ、そう言ってくれて嬉しいな。」

「これ、プレゼント。」


そう言って葵は小さな包みを奈々子に差し出す。


「去年会った時は俺たちの誕生日過ぎてたでしょ?だから初めての誕プレだね。」


奈々子はそうだねとニッコリ微笑んで大事そうに包みを受け取った。


「ありがとう!ね、今開けていい?」

「もちろん。・・・気に入ってもらえるといいんだけど・・・。」


恥ずかしそうに葵は自分の前髪に触れた。


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