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葵と茜 2
【同性愛♀ 官能小説】

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葵と茜 2-2


休みの日に、
ネットで当たっておいた宝飾店に二人で見に行く。
茜はヒラヒラスカート。私はパンツスタイル。
私たちのいつものお出かけスタイル。

ご機嫌の茜は、私の腕を取って離れない。
すれ違う男性陣の視線を一人で集めている。

「あっ、これ!これ可愛い!」

茜が、気に入ったリングを見つける。
淡いピンクで、
柔らかい曲線がイルカに似ている
シンプルなデザイン。

「いいね、可愛いね。
もう少し派手でもいいよ。
わかり易い方がいいんじゃないかな?」
「ううん、いいの。葵ちゃんは何号サイズ?」
「えっ!?私はいいよ」
「何言ってんの?
それじゃあペアリングにならないよー」
「ほら、私、仕事で金属部品とか触るから、
傷だらけになると困るし。
手を洗うことが多いから、
付けたり外したりで失くすし」

私は部品設計の仕事をしていて、
現場に下りて加工途中の切削油に手を入れたり、
傷付き易い製品を触るので、
指輪は付けないようにしている。

「えーーーーっ!?」

茜は全身で不満を表す。
そばで会話を聞いていた店員さんが
アドバイスをしてくれます。

「チェーンに通して、
首に提げる方もいらっしゃいますよ」
「それならまぁ、いいかな」
「そうだね。試させて貰えますか?」

鏡に向かって試着してみる。

「お似合いですよ」
「うん、葵ちゃん襟元広いから綺麗。似合う」
「それは…。
私が茜のように胸が大きく無いからでは?…。
まぁ、これでいっか」


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