投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

追憶のアネモネ
【その他 官能小説】

追憶のアネモネの最初へ 追憶のアネモネ 28 追憶のアネモネ 30 追憶のアネモネの最後へ

我ら純情中学二年生-6

スカートが短いとかパンツが見えそうだったとか、達矢の舌もだんだん滑らかになってきた。

それに従い、豊が抱いている理乃たちへの思いも募っていく。

今日こそは絶対に女体の神秘を紐解いてみせるのだ。

そんなふうに前のめりになっていた時、ドアをノックする音が二人の耳に届く。

「ノートを持ってきたよ」

それは理乃の声ではなかった。

達矢らが反応できずにいると、ふたたびドアが叩かれる。

「ねえ、中に入れて欲しいんだけど」

それを聞いた瞬間、豊は変な汗をかきながらエロ本を開いた。

あった、これだ──過激な性描写をほどこした漫画が掲載されている。

登場人物の女性が自分の局部をいじくりながら、「おねがい、中に入れて」という台詞を言っている。

「すげえ……」

「すごい……」

いつの間にか達矢も横からのぞき込んでいる。

「早く入れて」

漫画とは違い、生で聞くその台詞の破壊力に、中学生の二人はノックアウト寸前だった。

その直後である。

おじゃまします、と言って誰かが部屋に入ってきた。

「返事がなかったから、勝手に開けちゃった」

あらわれたのは一人の女子高校生だった。

こんにちは、と豊が咄嗟に応じるが、彼の手にはまだエロ本があった。

「それってエッチな雑誌でしょう?」

「ち、違います……」

鋭い指摘に言い訳が間に合わない。

「あたしにも見せて?」

彼女は豊の手から本を拝借すると、意地悪っぽく微笑みながらページをめくった。

彼女の自己紹介によれば、理乃のクラスメートで来栖美(くるみ)という名前らしい。

「君たちくらいの男の子って、もうこんなの見てるんだ」

感心と好奇の入り混じった口調で来栖美が言うので、豊と達矢はどぎまぎした。

どうやって来栖美に接したらいいのかわからないからだ。

風もないのにやたらとひらひら揺れるミニスカートは、その奥にあるものをいたずらに期待させるから困ったものである。

「そのノートに書いた質問のことなんですけど……」

豊がぽつぽつと切り出す。

すると来栖美がノートを突き返してきた。

「やり直し。ていうか、あたしらに直接訊いたらいいじゃん」

それができないからノートに書いたんですけど、と豊は言いたかった。

来栖美はノートを開き、質問を読み上げる。


追憶のアネモネの最初へ 追憶のアネモネ 28 追憶のアネモネ 30 追憶のアネモネの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前