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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第15章 バイヤーの要望-1

第15章 バイヤーの要望(1)

 翌日、バイヤーと所長の交渉が始まっていた。
「女を四人とも欲しい。我が国の依頼人に話したところ、伝送写真でしか見ていないので、一度来日して女を自分の目で見てから正式に要望と注文を出したいといっている。それから値段の交渉です」
「わかりました。それでけっこうです」
「ところで……次に依頼人が来るときにショーを開いて欲しい。どの女でもいいのだが、乗馬室に動物と交尾する台が置いてあったと思うが、依頼人は大型動物と女の交尾に大変な関心があるので、次に来たときに是非実際にそれを見たいといっている。……なんとかしてほしい」
「それは、お安いことです。いつ頃お見えになるのですか?」
「一か月くらい後の予定だ。五日ほど滞在するうちの一日をそのために開けておくとのことだ」
「わかりました。どんな動物をご用意しておきましょうか?」
「私の国で、人気のある動物は、ロバやポニー、他にはゴリラとかヒヒ……」
「ゴリラやヒヒは無理ですが、ロバならすぐ準備できます」
「おうっ。……ロバはいいですね。後ろから挿れるようすが、女の左右から見ることができる。それに苦しみ悶える女の顔が正面からよく見える。……最高です」
 結局、ロバとの交尾ショーを開催することになった。

 サキの考えでは、相手できるのは妊婦の百合絵しかいなかった。
「ロバの相手は百合絵で大丈夫かね。……妊娠しているようなんだが……」
 所長が心配した。
「どうせ百合絵の子壺は二つとも完全な状態ではありませんから、近々流産することになるでしょう。前回孕んだ時も中期に入る前に流産したと言っていましたから……逆に、お腹の膨らんだ女が垂れて重そうな腹を揺すりながら、中絶するためにロバと交わるっていうのなら面白い設定場面になると思いますわ。……孕んだ女、今はもうそれだけでは高値がつきません。今までの日本人へのリクエストのトップは小柄の孕み女、次が動物相手の女でしたから……それで流産しなくて出産までこぎ着けられたら、それこそ最高じゃないですか」
 さっそく獣姦の準備も始めなければならなかった。

 捕まるまで、百合絵は人事部に勤務していた。優れた能力を買われて、女にしてはたいした出世であった。三十五才。独身だった。
 すばらしい美貌で、スリムで背も小柄な方だった。胸はそこそこの大きさで、骨盤は大きく横に発達していた。いわゆる安産型の尻だった。十五歳も若ければ、奪い合いの対象となっていただろう。
 今回の新薬の製法の情報の糸をたぐっていくと、すべてに百合絵が関係していた。
 大野芳子の時にも一度百合絵は疑われたが、何とか難を逃れた。
 しかしさすがに今回は危なく感じたのか、美弥たちが捕まってからは出社しなくなった。
 そして百合絵は海外へ逃亡する寸前に捕まえられて、このセンターに連れ戻されてきたのだ。

「残念だったわね。これでおしまいね」
マヤが先が割れた竹の鞭で百合絵の乳房を突いた。
「あっ……痛っ」
 百合絵は全裸でベッドに手足を縛りつけられていた。
 マヤは百合絵のだるそうに弛んでいる乳房を掴んで揺すってみた。思ったより根元が張っていた。
「うん、……おまえ、妊娠してるんじゃない?」
 下腹部に手を当て、子宮の状態を見ている。鞭の柄で腹を強くトントンと叩いている。
 ギョロッとした目で百合絵を睨むと、百合絵はそっと肯いた。
「でも、ちょっと変ねぇ。子宮の位置が……あとで詳しく診るけど……ねぇ、ボス!……この女をまかせていただけます?」
「もちろん……すべてをおまかせします」
「ところで尋問はどうしましょう?……時間も無いし、それに歳もいってますから、手っ取り早く薬で……と考えていますが?」
「そうだな。……時間が掛からない方法でやってくれ」
 百合絵が突然真顔になった。
「薬は?……お腹の子に?……」 
 心配そうな顔で、声が震えていた。
「お腹の子より自分の命を心配するんだね。……まぁ、流産したって、……欲しければ、またいくらでも孕ませてあげるから……」
「いやぁ……」
動けない身体を前にして話し合っていた。百合絵の掴んでいる情報をいかに早く聞き出すかというのだ。
 今回は媚薬を使って早めに勝負ということになった。
<第15章 バイヤーの要望(1)終わり この章つづく>


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