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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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油断-4

「これ…お高いんでしょ…?」
こんなサラブレッドバイブがお買い求め易い価格で販売しようとしている訳がない。その値段が気になるところだ。若菜は店員に聞く。
「このバイブはアダルトグッズの革命と称されてます。それに前評判が非常に高く、発売と同時に即完売が予想されます。次回発売は未定なんです。だから非常に高いですよ?」
「ちなみにおいくらなの…?」
「25万円です。」
若菜はその破格な値段に驚きを隠せない。
「に、25万!?」
空いた口が塞がらなかった。高すぎる。確かに対価的には理解出来る。しかしまさかの20万超えに絶句する。
「ペットショップの犬より高いじゃない…」
しかし店員は、あなたが買わなくても発売されればすぐ完売しますから的な余裕の表情で答える。
「犬や猫より、全然楽しめるペットですからね、これは。」
「た、確かに…」
このペットが自分にどれだけの幸せを与えてくれるのか考えると、他人がこれで満たされ、そして買わずに後悔の念にかられる自分の姿が許せなかった。
(欲しい…。絶対欲しい…。でも25万…。25万あったらどんだけ大きいテレビが買えるの…?い、いや、テレビは私の性欲を満たしてはくれないわ!)
心の中で葛藤する。後で後悔してもいつ買えるか分からない。悩みに悩んだ若菜だが、やはりこのノーベル賞モノのアダルトグッズ界の革命を諦めるのは勿体無い気がしてならなかった。若菜は気付けば店員に聞いてしまう。
「カード、使えますか…。」
店員はニコッと笑う。
「勿論。」
もう見境いなかった。25万も使い、俊介にどう説明し誤魔化すかなどまだ考えている余裕はなかった。
「じゃあこれで…」
若菜は店員にクレジットカードを手渡す。
「ありがとうございます。」
店員はバイブを箱にしまいカードを持ちレジへと向かう。そして可愛らしく包装し精算を終えた。
「毎度ありがとうございございます。くれぐれも発売前に購入したことは内緒に…。」
「分かりました…」
若菜はバイブを受け取った。もはや早く使いたくて仕方がない。ホテルでオナニーに燃える自分に早く会いたい。気付けば手が震えていた。
「また宜しくお願いします!」
そんな店員の声も耳には届かなかった。それほど若菜の緊張感は緩んでいた。そしてその緊張感が緩み隙が生まれる瞬間を虎視眈々と狙っていた男達に取り囲まれている事に若菜は気付けなかったのであった。


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