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「ガラパゴス・ファミリー」
【近親相姦 官能小説】

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前章(二)-21

(口では抵抗していても、下の此処は男の摩羅を求めるとは。大した売女だ)

 伝一郎の指が、女陰の中で激しく蠢いて、女の急所を責め立てる。初めて味わう快感に貴子は全身を粟立たせた。
 そして浮遊感。初めて知った絶頂に貴子は、最後の抵抗する心さえ失い、伝一郎の成すがままとなった。

「ああああっ!も、もう堪忍して」
「はぁ、はぁ……まだまだ。こっちは満足してないんだ!」
「これ以上は、死んでしまうわ!」
「い……良いさ。何度でも気をやって死んでしまえばいい!あんたなんかこの先、父さまの禍にしか為らないんだからっ」

 哀願する貴子を振りほどき、伝一郎は幾度となく果てた。蜜壺は既に、白濁した液で満たされてるにも拘わらず、彼の淫茎は萎える事無く、腰を振って蜜壺を奥まで突き刺し、抉り続ける。
 貴子は、若い力に成す術も無く、唯、伝一郎にしがみつき、幾度とない絶頂に嬌声を挙げて身を震わせるばかりだった。
 そうして、漸く満足した伝一郎が貴子の部屋を後にしたのは、短い夏の夜が終わりを告げ、空が白み出した頃だった。

「義母さまが、父さまを貶める様な事が会ったら、その時は、貴女と香山の関係を貴女の御父上に報せる事となると、肝に命じなさい」

 途切れ行く意識の中で、貴子はそう聞いた気がした。

「その代わり、必要な時は何時でも、僕を呼んで下さい。もっと良い気持ちにして上げますよ……」

 部屋の扉が閉じる音がした。貴子は「扉の鍵を閉めないと」と、思ったが、全裸で大きく股を開き、女陰の割れ目から伝一郎の出した精液が溢れ出て敷布に伝い落ちても、身動き一つ叶わないまま、彼女は気を失ってしまった。



「ガラパゴス・ファミリー」前章(ニ)完

*1科人 :犯罪者
*2賤人 :部落民
*3朝鮮人:朝鮮総督府の勧誘による。
*4御貰い:乞食の俗称


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