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美人検事 詩織 40歳
【熟女/人妻 官能小説】

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M手強い標的-3

「僕の経験ではいじめから逃れる方法はただ一つ真剣に相手と向き合うことだ。」
「えっ、それってどういうこと?」
「楠田には東大に合格する大きな夢がある。それも君の偏差値なら大丈夫だろう。
僕には将来Jリーグで活躍したいって夢がある。
先日サッカー名門校への入学もほぼ内定した。
でも彼らにはそんなものが無くて自棄になっているんだよ。
楠田。奴らのいいところって何だと思う。」
「う〜ん、いいところってあるのかな。人間のクズだと思うよ。」
「そう、僕も最初はそう思っていた。その彼らを馬鹿にした思いを彼らは敏感に嗅ぎ取るんだ。
彼らが他人に誇れるのは腕力だけなんだ。それを認めてあげることが最初だったな。」
お母さんが言った。「じゃ、坂本君は暴力肯定派なんだね。」
「楠田。女の子に恋したこと無いだろう。もしその子が暴漢に襲われたらどうする?
お母さん。女性としてどうして欲しいですか?」
「もちろん、頼れるのは彼だけだから彼の後ろに隠れるわ。」
「そうなんだ。その時は偏差値もサッカーの技術も役に立たないよ。
その時頼れるのは腕力なんだ。それと命に代えても彼女を守るという強いハートだと思うんだ。」
「でもうちの子は優しい子だから腕力も強い意志も無理だと思うわ。」
「彼が挫折せずに勉強に向き合えるのは彼の強い意志だと思います。
他人には出来ないことです。もちろん家族の協力もあるでしょうが僕は彼を尊敬しています。」
「君は凄い子ね。とても中学生に思えないわ。私も少し考え方が変わったわ。」
「いつも叩かれていた僕が10発叩かれる間にせめて一発殴り返す事なら出来るんじゃないか、
って思った瞬間があったんだ。殴られる子の痛みを分からせてやるぞってね。
そう腹をくくった時から彼らは手出しをしなくなったんだ。理由はいまだに分からないけど。」
「私、わかるような気がするな。腹をくくった時の男ってそれなりの迫力が出るものなのよ。
暴力事件でもチンピラは覇気がないわ。
それに比べてやくざの幹部は回りを威圧する空気をまとっているわ。」
話に夢中になり身を乗り出してくる。胸の谷間がのぞける。
思った通り胸は大きい。目の前50cmくらいで妖艶な唇がうごめいている。
「彼女が襲われても今の君ならたぶん逃げ出すだろうな。僕がリードするよ。
少しづつハートを鍛えなおそうよ。勉強やサッカーのスランプの時にきっと役に立つよ。」
「坂本君、ありがとう。これからも真一郎のいい友達でいてね。
それと君だけはいつでも我が家に出入りしていいからね。」
二人とアドレス交換して立ち上がった。
「じゃ、僕今日はこれで失礼します。早く夕食作ってあげてね。」


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