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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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葵の決意-3

二人は学校帰り、一通り女子が好きそうな店を見て回ったが、

結局何が何だかさっぱりわからず、途中であきらめ、

近くにあったファーストフード店で休むことにする。


「今度ゆかりにさりげなく何欲しいのか聞いてみるわ。」

「それがいいよ。」


豹介はしばらく無言でいたが、決意したように葵に向き合った。


「あのさ、俺、いつもはお前が話してくれるまで待つ我慢はできんだけどさ・・・

やっぱり無理だわ。あの元かてきょーと会ってから、いつものお前じゃない。

何があったとは言いたくないなら言わなくていいけどさ、お前大丈夫か?」


葵は飲んでいたジュースをトレーに置いた。


「いつもの俺じゃないって・・・?どういう意味?」

「あ〜〜・・・もう!言いたくなかったけどさ、最近あの時と同じ顔してる。

中学の時、お前が学校来なくなった時期にしていた顔だよ。」


葵は膝の上で両手を握りしめた。

あぁ、豹介には嘘はつけない。自分の事を気がついてくれていたと少し嬉しくも思った。

いつも傍で見守ってくれていた豹介に相談してみるのがいいのかもしれない。

自分から話しだすより、きっかけを作ってくれた事に感謝した方がいいのかもしれない。

ようやく気持ちの整理が一つできた気分になる。


こんなざわついたところではゆっくり話せないと思った葵は、

豹介に自分の家へと来てもらった。


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