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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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元、家庭教師-3

潔く奈々子に久実と自分の関係を話した方がいいだろうか。

でもきっと彼女に軽蔑される・・・。ようやく手に入れた幸せを手放したくない。

今すぐ彼女に会いたい・・・葵はその足で奈々子の職場へと向かった。


その頃、奈々子は早番の仕事を終え職員用出口から一人帰宅しようとしていた。

そういえば帰りにスーパーに行かなくちゃ。そう思いながら玄関を出ると、

葵の姿が目に入った。奈々子は迷わずに葵に駆け寄る。


「葵君!どうしたの?珍しいね、職場に来るなんて。」

「ごめん、迷惑だった?奈々子さんに会いたくなっちゃって。」


昨日会ったばかりなのに、自分に会いたくなったと言われると奈々子は嬉しくなる


「ううん、迷惑なんかじゃないよ。私も葵君に会えてうれしい。

今日は会えないと思っていたから。」

「うち・・・来ない?誰もいないから。」


初めて葵が自宅へ招いてくれ、彼の家族の事で気がかりはあるけれど、

奈々子は更にうれしくなる。ずっと葵の部屋を見てみたかったのだ。


「いいの?じゃあ、お邪魔しようかな。」


葵は奈々子の手を引き、彼の住むマンションへと連れて行った。


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