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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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サーガの過去-8

 刑務所の監視カメラの確認や、スパイの取り調べをしているうちにもう夕方になってしまった。
 「まぁ足が残るような証拠は残さないわね。監視カメラに映らない角度とか確認すみでしょ。」
監視カメラにはサーガが乗っていたであろう黒いワンボックスカーの姿は映っていたものの、ナンバーまでは確認出来なかった。敷いた緊急配備にも引っかからず逃走された形になった。
 一方スパイも下っ端らしく直接的にサーガと関わっていた様子はない。サーガの命を受けた横澤和明と言う信者に指示され深野浄京を監視していたと言う事だ。もともとの信者を送り込んだのではなく、所員を洗脳して仲間にひきづり込んだらしい。やはりヨガを入り口にしてフレアに入ったようだ。
 この所員は南山秀夫と言う27歳の男だ。彼の話によると東京の近郊に拉致してきたと思われる女性が集められている場所…、裏本部と言う施設があるとの事であった。そこでその女性らを好きにしていいと言われ酒池肉林の世界に引き込まれてしまったとの証言だった。サーガの支配する裏本部の話は既に得ていた若菜。まずはその裏本部なる施設の場所を掴む事にした。ちなみにたいていの信者は裏本部に連れていかれる時は目隠しをされ車両にて移動するとの事で南山はその場所を知らなかった。
 全国で美人が行方不明になる事件が後を絶たないのは、恐らくサーガの仲間によるレイプ、拉致監禁によるものなのではないかと言う仮説を立てた若菜。その昔、美人婦警を大量拉致し1箇所に集めた湯島武史や田口徹の手段に似ている。そのうち画像や映像を警察に送りつけ挑発してくるのであろうと若菜は読んでいた。湯島武史や田口徹の事件は警察にとって難事件であった。未だに解明されていない事項が山ほどある。それに関わるとされているサーガの起こす事件もまた難事件になる事は容易に想像出来るのであった。
 「暫く東京に残るか…。マギー、数日東京で捜査するけど問題ない?」
 「あ、私は別に…」
 「そうよね〜、彼氏もいないし用事ないもんね〜。」
 「!?(一言多いんだから、この人はっ!!)チッ」
 「はっ??今、舌打ちした!?」
 「してませんけど??」
 「ふ〜ん…」
そんなこんなで若菜はその旨を県警本部長に連絡し了承を得たのであった。そして情報収集の為、喜多を呼び寄せるのであった。
 「東京にいたかー、サーガ。あんたの皮をひん剥いてズル剥けチンコにしてやるわっ!!」
刑事としては尊敬するが、人間としての資質にはなかなか尊敬出来ないマギーであった。


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