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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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男嫌いのマギー-3

 マギーはハーフの美人である。そんな女性がオナニーの話題に巻き込まれている様子を思わずジッと見てしまった杉山。いきなりマギーが視線を向けて来て顔を赤らめながら怒りを露わにする。
 「な、何見てんのよっっ!!」
 「えっ…、あ…すみません…!」
慌てて視線を外す杉山にマギーは受けた恥ずかしさを杉山にはらそうと言わんばかりに言い放つ。
 「だいたい男なんて大嫌い!すぐにいやらしい事ばかり考えてさっ。ちょっといい女を見ればオッパイ揉みたい、ヤリたいって始まるし。どうせあなただってヤル事しか考えてないんでしょ!!」
マギーは気弱そうな杉山がそそくさと謝るもんだと思っていた。しかし意外にも杉山は反論を始めた。
 「俺はそんな風に女を見た事はないよ!確かに心の中ではそう思う時もある。い、いや…いい女を見た時はたいていそう思っちゃう時が多いけど…。でも俺は決してそれを口に出すような失礼な事はしてきたつもりはないよ!」
思わぬ反論に若干マギーがたじろぐ。
 「で、でもやっぱり思うんじゃん!」
 「そ、そりゃあ刑事である以前に俺も男だし、その方が逆に健全じゃないか!それが普通の男ってもんだろ!?それを口にして出さないのが理性と言うものであって、口に出さない事こそ理性ある人間って言えるんじゃないのか!?痴漢だってそう、あなたらが捜査しているレイプだってそう。そう言う願望を抑え、理性を保ちながら生きているのが人間だ。その欲望に負けるのが犯罪者。違うか!?」
まさかここまで激しく反論してくるとは思わなかったマギーは、それが正論であるが故に言い返す言葉が見つからなかった。
 「フフフ、杉山君の勝ちね。まさにそう。間違ってないわ?」
若菜が敗者であるマギーをニヤニヤしながら見つめる。
 「…男なんて…みんな獣よ!!」
やけになってしまい、思わずその言葉が口から出た。
 「みんなじゃない!その言葉、取り消せ!」
 「な、何で取り消さなきゃいけないのよ!?」
 「男はみんな犯罪者か!?違うだろ!!そりゃあ世の中には女を見ればすぐヤリたがる男はたくさんいる。でも少なくとも俺はどんなに美人でもその人の事を良く理解してからじゃないと付き合うのも嫌だ。付き合う為にはそのぐらい慎重なんだ!お互いが良く理解し合えて、そして愛が生まれて、それで初めてセックスってするもんだと思ってるし!俺は体から入らない。気持ちから入るんだよ、女にはな!!」
 「…」
完全に何も言えなかったマギー。それは杉山の言ってる事が自分の考えと同じであるからだ。しかし意地でもそれを言いなくないマギーはソッポを向いてふて腐れてしまった。


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