投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 394 特命捜査対策室長 上原若菜 396 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

男嫌いのマギー-12

 杉山はマギーがそんな女ではない事を言おうかと思ったが、秘密にしてくれと頼まれた。杉山は裏切りたくなかった。そんな杉山に若菜が言った。
 「で、あの子の抱えてる闇って何なのよ?」
 「えっ…?」
杉山が若菜の顔を見ると、すっかり浮ついた表情は消えていた。
 「私ね、マギーには田口を追ってた頃の自分と同じものを感じてならないのよ。まー、ヤルヤらないは別にして、杉山君ならそのマギーの闇の部分を引き出してくれるんじゃないかな〜って思ってね。」
 「…」
マギーの闇を見抜いていた事に驚きつつも、さすが上原若菜だなと思った。しかし真実を話すべきか、マギーとの約束を守るべきか杉山は悩んだ。
 「まー、口止めされてるんでしょうし約束を破らせるのも何だから問いただしはしないけど、でも私が思うにマギーは田口への復讐のみに刑事をしてた私と同じ雰囲気がある。て事は憎むべき相手がいて、その相手を見つけ出し復讐を果たそうとしてるんじゃないの?」
 「えっと…」
洞察力に優れた若菜が怖かった。猥談大好きのキャバクラトークをする若菜の姿に騙されてはいけないんだと悟る。やはり上原若菜は上原若菜であった。日本の、いや世界の刑事の頂点に立つ器を感じずにはいられなかった。
 「フフッ、まぁいいわ。そりゃ私はマギーにとっていい教材かもしれないわね。フフッ、でもね、部下の復讐殺人の教材にされる程私は間抜けではないわ?私は部下を殺人者には絶対にしない。私は父と先輩の教えを破った大馬鹿者。刑務所の中で苦しんだ日々をマギーには絶対に味あわせない。私は殺人者を教育してる訳じゃない。刑事を教育してるんだからね。その為には杉山君、私に協力しなさい。マギーを殺人者にしたくないならね。」
凄い、さすがだ…、若菜に対して賞賛の言葉しか思い浮かばない。もはや神にさえ見えてきた。
 「あなたは凄い人です。」
 「今頃分かったの?でもね、私の凄い所は…」
出た、浮体だ。杉山は腰を抜かして床にへたり込んでしまった。結果最終的には色んな人にこれを見せたいだけなのかも知れない。
 「期待してるよ?杉山君♪」
 「は、はい…」
杉山は呆然としながらホテルを後にした。
 待ち合わせの時間にロビーに降りてきたマギー。車に乗り運転し東京刑務所へ向かう。
 「ねぇアンタさぁ、昨日杉山君とヤッたでしょ?」
マギーは思わず急ブレーキを踏み、顔赤くして言った。
 「ヤッてません!!」
と。
 「ふ〜ん…」
若菜はそう言って窓の外に顔向ける。
 (この子、処女ね。そっかー、処女かぁ…♪いざヤル時、杉山君にどんな可愛い姿を見せるんだろ♪)
思わず頭の中でマギーの杉山との初体験を妄想してしまう。そして妄想が過ぎて、思わずパンティを濡らしてしまった神、若菜であった。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 394 特命捜査対策室長 上原若菜 396 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前