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53歳の幼なじみ
【幼馴染 官能小説】

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53歳の幼なじみ-6

「何で?、答え、わかった?」
「あんね、お兄ちゃん、私ら、ちっちゃい時から兄妹みたいに仲良かったでしょっ!、でも兄妹じゃなかった。だから、遊びの中で、お兄ちゃん、いっぱいいけないことっていうか、ドキドキするようなこと、かあさんや学校の友だちに言えないようなこと、教えてくれた。ねっ、覚えてるでしょ!?。だけど、私ん中でお兄ちゃんは絶対だったから、何されても、お兄ちゃんならうれしかったんよ。だから、だからね、きのうの朝のことも、そして夜のことも、ものすごく私ん中では当たり前で、自然なことだった。私、お兄ちゃんの前ではまったく無防備でいられるの。何をされようが、何を言われようが、お兄ちゃんなら許せるの。無警戒で安心して私の全部をお兄ちゃんにまかせられるの。そんなことに気付いて、いろんな場面、場面でその思いをかみしめてるの」

冴子が立ち上がって、私の膝の上に横座りの形で乗っかった。私の首に手を回し、話を続けた。

「さっきもね、お兄ちゃんのパンツと私の下着と、全然意識しないまま、一緒に洗濯している自分に気がついたの。とうさんの着ているものは、これも意識してるわけじゃないけど、昔っから別々に洗ってるのにね、お兄ちゃんのは、気付いたらもう一緒に洗濯機に入れてたの」
「そんなことでにやけてるんか、冴子は」
「だ〜ってぇ〜、お兄ちゃんのパンツと私のパンティが混じりあってるんよ!!。洗濯機ん中で、2人のパンツがイチャイチャしてる、って考えたら、うれしくない???」
「うれしくなるかっ、ばか。冴子、お前、それ、ちょっとイヤらしくないか?」
「へへっ、イヤらしい?。イヤらしいかもね。でも、私、うれしいんだもん」
「若い男の汚れたパンツならもっとうれしいんじゃないのっ!!??」

いきなり冴子が私の耳たぶを力ずく、ひねりあげた。

「痛っっっっっいっ。放せ、冴子、放せっ」
「いやっ、許しません。謝って、ねえ、お兄ちゃん、謝って!!」
「な、な、何を謝るんや?」
「私がほかの男の人のパンツ、喜ぶと思うてんの?、ほんとにそう思うてんの?」
「じょ、冗談やないかぁ。痛いっから、放せ。ごめんごめん」

冴子がやっと手を放した。
顔を見た。まだ怒っている。でも、涙目だ。
そっと抱き寄せ、滲みかけた涙を唇でぬぐった。

「ばかぁ〜〜、お兄ちゃんのばかぁ〜〜、さっきみたいなこと、冗談でもイヤや」

私の胸に顔を埋めて、冴子がしゃくり上げた。
優しく抱きしめ、耳に舌をはわせながら、ささやいた。

「ご、め、ん、冴子。もう言わん。冴子を悲しませたり、困らせるようなこと、もう言わん。だから許して!、なっ!!??」

顔を上げた冴子が、唇を重ねて来た。
ただひたすら、たがいの唇、舌、唾液を吸いあった。
時間が止まったような感覚だった。
口を吸いあう2人が発する音だけが響く。
それだけで、冴子と私は絶頂へと昇りつめて行った。

絶頂を迎えた後のけだるさの中に、意識も体もすべてゆだねた。
冴子も私の腕に抱かれ、ぐったりとしていた。
どれくらいの時間が経過したんだろう。冴子の声でハッと我に帰った。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ねっ、パジャマ脱いで!。いっぱい濡らしたでしょ、はいっ、お洗濯するから脱いでっ!」

私の前にしゃがみ込んだ冴子が、パジャマをはぎ取るようにして脱がせた。裏返しにして、濡れた部分に顔を近づけた。


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