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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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4.おっぱいペナルティ-3

「なんですか? 文句ありそうな顔ですけど〜もしかして不満ですか〜?」

「うぅぅ……」

 不満に決まっている。 あれだけイヤだった搾乳環。 たった10分と分かっていても、気を抜けば泣きだしてしまいそうだ。

「ご、ふ、ま、ん、で、す、か?」

「い、いえ……不満じゃないです。 と、朋美の大きいだけでだらしない、お乳がでない粗末なおっぱいを、お手数おかけしますが、つ、追加で搾ってください」

「そうですか。 そうならいいんですけど、気をつけてください。 嫌そうな顔してると、もっといっぱいお乳搾らなくちゃいけませんから。 搾ってもらうときは嬉しそうにお願いしましょうね」

「はい……き、気をつけます」

 ぐすっ、朋美は鼻をすすり、素直に頭をさげる。 下を向いたのは涙が溢れてきたからだ。 涙すら流せない自分の境遇は、考えてみればミジメすぎてどうにもならない。

「それじゃあ『乳肉ビンタ』、いきますよ〜」

 枷から外したおっぱいから、木製リングを外す。 リングが喰いこんで赤い痣になった更に乳根側を、みさきは手にしたピアノ線で搾りにかかった。

「うっ! い、いっつ……!」

 覚悟はしていても、痛みは我慢できるレベルではない。 木製リングより細く、鋭い線でもって、思いっきり乳房を乳根からくびりあげられれば、悲鳴の1つは漏れてしまう。

「黙ってなさい♪」

「ひっ……ひぃっ……!」

 ギョル、ギョリ、ギョリッ。 時に体重をかけ、時に円を描くようにピアノ線を引っ張るみさき。  あっという間に『搾乳環』で搾られた時か、それ以上に右のおっぱいが縊られて、針でつつけば破裂しそうに膨張する。 その様子はパンパンというよりも、カンカンに腫れているといった方が似つかわしかった。

「叩かれたあとは、ちゃあんと叩かれた回数をいったあと、『おっぱい気持ちいい、ありがとうございます』ってお礼をいってくださいね〜。 声が小さかったら叩いた回数にカウントできませんから。 全部で10回叩きますよ〜、そらっ♪」

 みさきが大きくふりかぶる。 笑顔とは裏腹に、腕には力こぶが浮いていた。

 スパァン!!

「あぐうぅぅぅ!!」

 叩かれた回数を言おうと準備していた朋美の気持ちを吹っ飛ばす、とんでもない衝撃だ。 縊れきった右乳房が思いっきりひっぱたかれ、根元からもげたかと思うばかりの激痛である。 とてもじゃないが、気持ちいいなんて言葉は出てこない。 というか、言葉自体思考の外。

「こらこらこら。 お返事がないと最初からよぉ?」

 スパァン!!

「あぎぃっ……きっ、あぐっ、おっ、おぉ……」

 往復ビンタの要領で、反対方向におっぱいを張られた。 衝撃は半端なくて、喉がヒリヒリする。 ただ、一回目と違って予想できた痛みではあったから、どうにか声は搾りだせた。 けれど、

「遅いなぁ。 もう一回最初から。 ほらっ」

 スパァンッ、容赦なく平手が飛んでくる。

「おっ、お、おぉっ! おっぱい気持ちいい、ありがとうございまぁぁす!!」

「違うでしょう。 回数が抜けてちゃわかんないでしょ。 まず『1つ』っていって、御礼はその次。 もう一回やり直し。 はい♪」

 スパァンッ、みさきの掌も数度の打擲で赤くなっている。 いわんや朋美の乳房をや、だ。 青く鬱血しているためじっくり眺めないと分からないが、右乳房の両袖には赤黒い手形が張り付いている。

「ひ、ひとぉつ! おっぱい気持ちいい、ありがとうごあいまあす!」

「合格♪ その調子で、10回連続ね。 1回でも声が小さかったら、最初からやり直しになるからね。 そーれっ」

 スパァン!

「ふたぁつ! おっぱい気持ちいいっ、あ、ありがとうございまあす!」

「どんどんいきましょう。 よいしょっ」

 スパァン!!

「いぐっ……み、みっつ! おっぱい気持ちいい、ありがとうございます!」

 スパァン!!

「よっつ!! おっぱい気持ちいい、ありがとうございます!」

 打擲音と朋美の絶叫にも似た御礼が交差する。 声の大きさは十分で、朋美にとって叫ぶことは、痛みを紛らわすためでもあった。 このまま順調にいくかと思われた5発目の『乳肉ビンタ』。

 スパァン!

「いっ……あぐぅぅぅぅっ!?」

 朋美の舌がもつれる。 みさきはそれまで右の乳房を左向き右向き交互にビンタしていたのが、突然上から下に張ったのだ。 乳房を真下にもぐような、予想していない刺激と慣れていない痛み。 つい御礼が遅れてしまった。

「あっ……い、いつつ……!」

 慌てて言い直すも、

「あらら、残念ですね〜♪」

 青ざめる朋美と対照的に、楽しそうに自分の手をさするみさき。 朋美はゴクリ、唾をのんだ。 既に右の乳房は全部が赤く腫れている。 根元にピアノ線を喰いこませたまま乳房が上下左右に振り回され、根本は紫を通り越した赤黒さだ。 既に十分ペナルティは受けている。 そもそも『乳肉ビンタ』を体験するという意味なら、十二分に体験した。 もう十分だっていっても、許してくれても罰はあたらない、それくらい許してくれてもいい。

 けれど、現実は非常である。

「もう一回、最初からいきます〜♪」

「ひっ……いやああああああ!」

 これまでで一際大きい絶叫が、コンクリートに包まれた部屋に木霊した。

 



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