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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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高梨愛理の亡霊-8

 「ち、ちょっと若菜!は、発砲はマズいよ…!」
杏奈が慌てる。もはや杉山は目を丸くして蝋人形のように固まっていた。
 (う、撃つ!?普通…!この人、本当に撃った!)
若菜のハチャメチャぶりにマギーは開いた口が塞がらなかった。しかし若菜は平然としている。それどころか再び和歌に銃口を向ける。
 「私、高梨愛理とか田口徹とかの名前を聞くと普通じゃいられなくなるのよね…。」
若菜の表情を見て全身が凍り付く。ふざけた姿はもはや消え失せ、まるで怒りに満ちた殺人鬼のような恐ろしい表情を浮かべながら自分を狙う若菜に和歌の心は壊れた。
 「は、話します!全部話します!だ、だから撃たないで…!」
和歌は部屋の隅に避難して体を小さく丸めながら必死で叫ぶ。
 「あらそう。ラッキー♪」
若菜は何もなかったかのように銃をしまう。
 (か、変わってないなぁ…。でもこれが上原若菜よね。)
田口徹を追っていた若菜そのものの姿に懐かしさを感じ、そして嬉しくなった。また若菜と本気の捜査が出来る…、そう思っただけで刑事魂を揺さぶられてしまう杏奈であった。
 「ま、まず着替えましょうか!」
杏奈は失禁した和歌を気遣い、一度退席して服を着替えさせた。警察署に常備してある替えの服に着替えさせ、再び戻る。
 「あら、すっかり地味なオバサンになっちゃったわね。ガッカリ。」
もはや反抗的な態度を浮かべる気にはならなかった。和歌にとって若菜は平気で銃を撃つ人間だと認識させられてしまった。従来の妖艶さ、美しさは残しつつも地味な服を身に纏い、叱られた子供のように体を窄めて椅子に座っていた。
 「ねぇ?実際ヤクザとかにも売ってたんでしょ?私はヤクザとか恐くないのよね。むしろ燃えるわ。ワクワクして濡れちゃいそう…。嬉しくて、ほら…」
そう言った瞬間、マギーは思った。
 (出たよ…)
得意のあれだ。ウンザリした仕草を見せたマギー意外はゆっくりと宙に浮いていく若菜に目を丸くして絶句した。
 「!?」
宙に浮きあぐらをかいて取調室の天井をグルグル回る若菜に呆然としていた。
 「な…!」
 「えっ!?」
 「な、なんなの!?」
超常現象に腰が抜けそうであった。ちなみにパンティは黒であったが、マギー以外は誰も覚えていないぐらいに宙に浮く若菜に驚いていた和歌、杏奈、杉山であった。


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