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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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新展開-3

 「な、何なんだよ!!」
白川歩美の人を馬鹿にしたような言葉よりも復讐を遂げようとしていた真田竜彦をさらわれた事に悔しさを滲ませる。しかしフレアヨガ教室を裏で仕切っていた真田がいなくなった事により女もろとも奪い取るチャンスだ。ヨガ教室の女達をモノにしようと近藤は二階に上がる。
 「な、何だ…?誰もいねぇ…!」
教室内は勿論、どこを探しても誰1人としていなかった。
 「くそっ!みんなどこへ消えたんだ…?」
毎日ヨガ教室は行われているはずである。いない訳がない。だが誰もいない。三階の個別部屋も探したがもぬけの殻だ。事務所にも誰もいなかった。
 「くそ!!」
ドアを蹴飛ばす近藤。しかしその時であった。エレベーターが動いている事に気付いた。
 「さてはあれに乗って逃げてるんだな?」
近藤はエレベーターの止まる階をじっと見つめていた。エレベーターは屋上で止まった。
 「屋上に隠れやがったか。そうはいかねぇ!」
近藤はエレベーターを戻した。
 「早く来い!早く!」
イライラしながら到着を待つ。そしてとうとうエレベーターが到着し扉が開く。中に乗り込み屋上のボタンを押す。その時であった。
 「待ちなさい!近藤君!」
階段を上がって来た若菜と吉川の姿が見えた。
 「ちっ、邪魔くせぇ!」
扉閉じボタンを押し、狭まる扉の隙間から懸命に走って来る2人の姿が見えた。若菜らは間に合わずにエレベーターは上昇した。
 「どこへ向かってるの…!?」
エレベーターがどこで止まるか確認する。すると五階で止まった。
 「五階ね!階段で行くわよ!」
 「はい!」
若菜と吉川は階段を駆け上る。しかしこれは吉川のかけたトラップだ。若菜の性格上、エレベーターが戻って来るのを大人しく待っている訳がないと考えた近藤は一度五階でエレベーターを止めた。そしてあたかも五階で降りたと思わせその後屋上に向かったのであった。
 女を求めて屋上に来た近藤だが、女の姿は見当たらなかった。しかしあり得ない物が近藤の目に飛び込んで来た。
 「な、何でこんなもんが…??」
近藤の目に飛び込んで来たのはヘリコプターであった。そしてヘリコプターの前に1人の男が立っていた。
 「だ、誰だテメー!!」
見知らぬ男だ。いや、どこかで見た事がある。記憶を辿る近藤。そしてある存在に気付く。
 「テ、テメー!掃除屋か!何でテメーがここにいるんだ!?」
そう、よく作業衣を来て掃除をしていた男だった。意外な人物の登場に近藤は息を巻いた。
 「ククク…、警察を捨てたか…。俺が見込んだだけの事はあるな。」
 「偉そうに何をほざいてるんだ!テメー!」
しかし掃除をしている時の姿からは想像も出来ない程の存在感を感じる。背中にオーラさえ見えた。


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