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間接エッチ
【女性向け 官能小説】

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間接エッチ-3

二人は智子の部屋に行き、ベッドに並んで座った。
「あなた、ずいぶん若く見えるけど、いくつなの?」
「え、17才です。高校2年生。」
「高校2年生? 智子より4つも年下?」
「はい、智子さんには役不足だと思います。」
「どこで知り合ったの?」
「今日みたいなゲリラ豪雨の日に女の子に振られて泣いてる僕を拾ってくれたんです。今日はそれを思い出しちゃって、智子さん居ないの知ってるのにここまで来ちゃいました。」
「それをあたしが拾ったみたいな?」
「そうですね。まさかお姉さんが出てくるとは思いませんでした。よく僕のこと分かりましたね。」
「智子から随分聞かされたからね。いつかあなたが来るかもしれないって。お風呂入ってたら外が大雨になったじゃない。まさかこんな日には来ないだろうって思ったけど何か気になっちゃって、玄関から顔を出したらあなたが居たの。すぐに智子の言ってた子だって分かったけど、正直声をかけたら逃げちゃうんじゃないかって思ったわ。」
「逃げ出しそうになりました。」
「ねえ、あたし智子に似てる?」
歩は首を横に振った。
「でしょー。姉妹なのに一度も似てるって言われたこと無いの。」
「一言で言うと、智子さんのほうが可愛くて、和子さんのほうが美人です。」
「あたし美人? スッピンだよ。ほら、眉毛も薄いし。」
「美人です。二人の似ているところは、身長とスレンダーなところと、匂いかな。」
自分の着ているトレーナーの首のところを少し持ち上げて鼻に近づけて言った。
「・・・匂い?」
和子は少し顔を赤くした。
「いい匂いです。」
「・・・その服・・さっきあたしが着てたから? ・・そう言えばその服あたしも下着を着けずに着てたからから、間接エッチだね。」
和子がいたずらっぽく言うと、歩は和子をベッドに押し倒した。
二人はしばらく見つめあった。
「こら、智子にもこんなことしたの?」
歩は真っ赤になってゆっくりうなづいた。
「そしたら智子はどうしたの? 抵抗した?」
「やさしくキスしてくれました。」
「こんな風に?」
和子は歩の頭と肩に手を回し、抱きしめるように顔を近づけてディープなキスをした。
キスが終わると二人はしばらくお互いの顔から目が離せなくなった。
「好きでも無い人に押し倒されたら、普通キスはしないよ。」
「・・僕のこと好きですか?」
「・・・まだ・・よく分からないけど・・多分ね。歩くんは、あたしのこと好き?」
「好きです。」
「即答ね。智子より好き?」
「同じくらいだと思います。」
「・・・間接じゃないエッチしようか。ちょっとベッドから降りて立ってくれる?」


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