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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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謀反-5

 「助けて…助けて…」
それはさとみの心からの言葉であったのかも知れない。確実に犯されるであろう絶望の中、今にも消えそうな声でさとみの口からその言葉が零れた。
 その時であった。激しい音とともにドアが弾き飛ばされた。と同時に1人の男が雪崩れ込んで来る。
 「何支店だ!あんた!!」
息を切らし体中に傷を負った男、それは吉川であった。吉川の姿を確認した近藤の動きが止まる。寸前の所でさとみは挿入から逃れた。
 「吉川〜…!って事はあの女は俺を裏切ったって事か。いい度胸だ。これから永遠に生き恥をかかせてやる…」
近藤はゆっくりと立ち上がる。チャックから直立させたペニスを露出したままの姿は異様であった。
 「アンタ、マジでそこまで堕ちたか!!」
 「あ?堕ちちゃいねーよ。これからの俺はアゲアゲだぜ?ククク…」
 「ふざけんな!仲間をこんな目に遭わせやがって!クソがっ!」
近藤は余裕の笑みを浮かべながら言った。
 「仲間?ククク…ふざけんな。こんな役立たず。こいつが一体どんな仕事をしてる?毎日緩い仕事ばかりしやがって。こっちは覚醒剤打たれながら過酷な仕事してるっつーのによ!」
 「あんたは捜査なんてしてないだろ!媚薬と信じ込んだ覚醒剤で愛欲に溺れただけだろうが!?」
 「ウルセェ!テメーだってそうだろうが!」
 「そうかも知れないが、刑事の魂は失ってはいない!」
 「フン!生意気な奴だ。しかし俺はもういい。刑事なんてまっぴらだ。刑事の魂などとっくに捨てたわ!」
 「外道が…!」
吉川と近藤は激しく睨み合う。さとみは床を這いつくばり棚の影に身を隠した。そして2人を見つめるさとみは今まで正しいと思っていた近藤と、そう思っていなかった吉川の真実の姿に現実が分からなくなった。
 「フッ、もういい。こんな所にはもう用がない。どけ。」
近藤は拳銃を吉川に向ける。
 「この野郎…」
銃を所持していない吉川は進んでくる吉川とに後退りを余儀なくされる。吉川にとって今は近藤の身柄を抑える事よりもさとみの身の安全が最優先だ。近藤を下手に刺激せぬよう注意を払う。
 「なぁ吉川。お互い覚醒剤中毒になって哀れだな?」
 「俺はあんた程哀れじゃない!」
 「フフフ、言うねぇ?どっかが哀れかすぐに分かるさ。俺は警察が成し得なかった事を一日でヤッてやるよ。まぁ見てろよ。ククク!」
近藤は吉川を牽制しながらドアに近づき、そして最後にニヤッと笑い消えて言ったのであった。ドアの向こうに注意を払いながら吉川はさとみの元へ歩み寄る。
 「大丈夫っすか?」
さとみは虚ろな瞳をしながら呆然とし震えていた。吉川はシャツを脱ぎビリビリに破かれたさとみの服の上からかけたのであった。


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