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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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死ぬ自分、新たな自分-7

 「ほら、立て!」
近藤は吉川を椅子に縛り付けた。代わりに杏樹をベッドの上に押し倒し口からガムテープを剥がした。
 「お前ら、覚醒剤を媚薬だと偽って俺に使わせたのか…。お陰で俺は覚醒剤常習者になっちまっただろうがよ?どうしてくれんだよこのクソ女!」
激しい平手打ちが杏樹の頬に飛ぶ。
 「きゃっ!」
一瞬意識が飛んだ。しかしすぐに激痛が頬を支配した。容赦ない暴力。一瞬で杏樹は恐怖のどん底に突き落とされた。
 「テメェら、みんなグルか。曜子もみな実も大野ののかもみんなグルか!」
 「あ…あ…」
恐怖で声が出ない杏樹に再び平手打ちが飛ぶ。
 「止めてぇぇ…!」
杏樹の悲鳴が響く。
 「止めろ!」
身動き出来ない吉川の言葉は無視して杏樹を睨みつけている。
 「クソエロいヤリマン主婦の分際で俺様を騙すとはな。たいしたヤリマンだ。おい、誰だ頭だ?」
 「…」
怯える杏樹に再び平手打ちを跳ばそうと振りかぶる。
 「り、涼子…!広沢涼子よ!昼の部は私が取り仕切って、夜の部は熊野曜子が取り仕切って、そして大元は広沢涼子!女性のトップは広沢涼子よ!」
 「へぇ…。そうなんだ。」
奇しくも警察の魂を捨てた近藤が引き出した情報は重要なものであった。覚醒剤密売の組織図を解明出来そうな情報だ。吉川はそれが悔しく思う。暴力で全てを解決するやり方は大嫌いだからだ。しかし今の状況では何も出来なかった。
 「じゃあ聞くが、お前、女性のトップはって言ったな?じゃあその上は誰だ?」
 「そ、それは…」
今度はモーションではなかった。再び激しい平手打ちが飛ぶ。杏樹は悲鳴を上げ泣きながら叫ぶ。
 「さ、真田竜彦!真田竜彦よ!」
今度はピクッと反応した。
 「真田竜彦?俺たちが追ってた奴じゃねぇかよ?しかしフレアん中で1回も見た事ねぇぞ?」
真田竜彦の顔写真は腐るほど見てきた。しかしその真田竜彦を一度もフレア内ヨガ教室で見た覚えはなかった。
 「あ、あなた、いつも覚醒剤を買ってるじゃない!太田よ…太田利明よ!」
 「はっ?太田さんが真田竜彦?ハハハ!そんな訳ないだろ!顔が全然違うぞ!テメー、適当な事言ってんじゃねぇぞ!」
近藤が手を挙げると背後から吉川が叫んだ。
 「奴は整形してるんだ!顔を変えて太田利明と名乗りフレアに潜伏してたんだ!!」
吉川の言葉は無視していた近藤たが、こればかりは無視出来なかった。
 「な、何…?」
 「あんたはみすみす俺達が追ってた容疑者にまんまと覚醒剤中毒にさせられてたんだよ!」
 「…」
太田の顔が怒りのみに支配される。
 「そうか…あいつが真田竜彦だったのか…。アノ野郎…。」俺を騙すとは…」
物凄い怒りを感じる。媚薬だと称し覚醒剤を使いキメセクへハマる…、全て自分のしてきた事が真田竜彦の思い通りであった…。そう考えるともはや太田…いや真田竜彦を許せなくなった。
 「あの野郎、俺が刑事であった事も俺が正体を知っている事も知らないんだよな…。くくく、今度は俺がハメてやるぜ!ハハハ!」
近藤はいきなり高笑いした。


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