投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 339 特命捜査対策室長 上原若菜 341 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

死ぬ自分、新たな自分-6

 怯える杏樹を床に投げ飛ばす近藤。
 「ンンン…!」
悲鳴はガムテープに塞がれた口の中に籠もる。そして土足のまま頬を踏みつけられた。
 「お前、初めからずっとこの奥様とヤリてぇって騒いでたよな?そしてようやく今晩ヤレるトコだったって事だよな?くくく、悪いが俺が先に犯してやる。」
 「や、止めろ!彼女は重要な…」
そう言いかけて言葉を止めた。昼の部を仕切る鈴本杏樹と親密になり情報を聞き出そうとしていた吉川。ここで自分が刑事だと暴露してはならない事であった。鈴本杏樹がフレアの味方についた時、全ての努力が水の泡になるからだ。捜査を全く考えていない近藤に怒りを覚えた吉川は近藤を睨みつける。しかし身柄を拘束しているせいか、近藤はニヤニヤ笑っていた。
 「おい、こいつさぁ、刑事なんだよ、実は。」
 「!?」
杏樹は吉川の顔を見て驚いていた。
 「くっ!この野郎!!」
もはや近藤の暴露を止められない。
 「こいつ、中野宏はフレア千城支部に潜入捜査に入っている刑事だ。その証拠によぉ。」
近藤は吉川に近づき特殊メイクを引き剥がした。
 「止めろ!クソっ!」
杏樹は目を見開き驚いた。顔の下から全く別人の顔が出てきたからだ。非現実的な光景にただただ驚いていた。
 「こいつは覚醒剤の証拠を掴んで一気に根こそぎ逮捕するつもりだ。勿論常習者のお前も、な。」
 「!?」
刑事とは知らずに媚薬と称して覚醒剤を使用していた自分が怖くなる。杏樹は疑いの目で吉川を見つめていた。
 「嘘をつくな!見境なく逮捕するつもりはない!被害者は被害者で救済措置は取る!」
その言葉で杏樹は中野宏と語っていた人間が本当に刑事であったと確証を得た。
 「まぁ俺も刑事だがな…。」
近藤は自らも特殊メイクを剥がした。
 「!?」
二重の驚きに見舞わされた杏樹は何が何だか分からなくなった。
 「ただし…、俺はもう刑事なんて辞めてやる!これからも哀れな女に媚薬をやって喜ばせ続ける事に決めたんだよ。いや、媚薬でなく、覚醒剤か…。フフフ」
これが近藤が刑事を捨てた瞬間であった。
 「あー、すっきりしたぜ!わざわざ特殊メイクして生きなきゃならないなんてダリぃしな。俺はもう篠田正樹だなんて偽名はいらない。近藤俊彦として世の中の女とキメセクしてやる!フフフ」
そう言って杏樹を見下す。
 「新生近藤俊彦の記念すべき相手は、お前だ。刑事の前でレイプしてやる…。いい体してんな?いい女だ…。記念すべき一人目に相応しい…へへへ!」
 「!?」
杏樹には近藤が世にも恐ろしい生き物に見えた。恐怖で体が竦んだのであった。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 339 特命捜査対策室長 上原若菜 341 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前