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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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黒い嫉妬心。-10

 「太田利明だな?一つ聞きたいが、太田利明とは何者なんだ?」
 「太田がフレアのヨガ教室に顔を見せたのは割と最近の事です。でもこのフレア千城支部を仕切ってるところを見るとてっきり東京の幹部かと思ってました。」
 「割と最近か…。ちょっと聞きたいが、真田竜彦と言う名前に心当たりはないか?」
 「真田…竜彦…。竜彦は知りませんが、でも広沢さんがたまに太田を真田と呼んで怒鳴られてる様子を見た事があります。」
 「そうか!やはりな。」
 「何がですか…?」
 「真田竜彦とは水島海岸で強姦殺人事件を起こした容疑者として行方を追っていたんだ。そして奴の働く会社を突き止め逮捕寸前の所で誰かが故意に起こしたと見られる爆発に紛れて姿をくらましたんだ。そして別件でフレア千城支部を捜査していて、この通りヨガ教室の生徒になりすまして潜入捜査をしている中、俺も電話をしていた広沢涼子が太田の事を真田と呼びそうになったのを聞いたんだ。だから太田利明は真田竜彦と同一人物である可能性が高いと。きっと整形したのだろう。そして爆発を起こし真田竜彦をフレアに囲ったのはサーガと呼ばれる男。それが確証を得られれば水島海岸強姦殺人とフレアが一本の線で繋がる事になるんだ。フレア千城支部に真田竜彦がいると言う事はそう言う事だろう。」
 「サーガ…」
 「サーガに心当たりは?」
 「残念ながらありません。ただたまに清掃員のおじさんが太田と親密そうに話してるのを見た事があって、どう見ても太田が清掃員のおじさんに丁寧に接してるのを見ておかしいなぁ、と。あの清掃員のおじさん、誰なんだろうって思った事があります。関係ないですかね?」
 「いや、サーガはまるで実態が掴めていないんだ。しかしこの千城支部においてサーガは重要な役割を担ってるはずなんだ。しかしその姿を誰も知らない。もしかすると清掃員になりすまして常に千城支部を監視しているのかも知れないな…。」
中田みな実との会話から重要な手がかりをたくさん得る。さらに聞き込む吉川。
 「君は東京本部には行った事があるのか?」
 「はい。あ、でも裏本部って言ってました。裏本部でも酷い目に遭いました。レイプされた女性がたくさん集められて信者に好き勝手に犯されるんです。そこである程度覚醒剤に慣れさせられてからあちこちの支部に送り込まれて覚醒剤を売らされるのが普通みたいです。」
 「ひでぇ奴らだな…!」
吉川は怒りで体が震えた。


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