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輪姦合宿
【教師 官能小説】

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輪姦合宿-2

一日三合の米を三日分。それぞれ持ち込ませてあるだけで後は梅干ししかない。
食事の量はそれぞれ違うだろうけど、一食を一合で計算しており、それ以上食べさせても激しい鍛錬に吐くだけだ。

「先生、初日の鍛錬は軽くて助かりました。ここまで来て、掃除するだけでも正直堪えちゃいますよ。」

伊藤は柔道初心者だった。
大学に来て、なぜいまさら柔道なんか始めようと思ったのか訊いてみたら、学生時代の思い出に武道の大会にでも出場してみたかったと答えた。
それは万にひとつもあり得ない。小学生からやってる田所でさえ、対抗戦にも出た事がないのだから。

「何言ってんの?稽古はこれからに決まってるじゃない。何のために合宿してるのよ、昼夜分かたず稽古するに決まってるでしょ?」

それを聞くと他の四人も急に肩を落として無口になった。
まあ、私も少し疲れたから初日はほどほどにはしておいてやるつもりではあるが・・・

館内は本当に二十畳ほどの畳以外に何もなかった。
むろん、女子更衣室などはない。
女子は道着の下にTシャツを着ける習わしであるけれど、おっぱいが膨らむ前と現役を下りてから私は着けた事がない。
男子部員と取っ組み合って、おっぱいがポロリと出ても気にはしない。
もっとも、トップクラスの代表選手ならまだ知れず、この連中相手では袂すら乱れる事さえないだろうが。

そんなわけで私もみんなと一緒に全裸になって道着を着ける。
とはいえ、大勢の男子の前で素っ裸になる事に慣れているわけでもないから、少しは気が退けるところがあった。
道着の下には昔も今も下着を着けない。これは初めて道着を着た時からずっとそうなのだ。
そこには何か神聖なイメージがあるものだった。
一説には男性が下着を着けないのはインキンになるから・・・などと聞いた事があるが、いくら私でも女はインキンにならない。
しかしながら、父も伯父も下着を着けないのが普通だったので、助監督に就任してみて、男子も下着だけは着けていると聞いた時にはかなりショックだった。
ともあれ、私の周りには已然として道着の中はノーパンが今でも常識だった。

「今井、前へ。」

柔軟のあとに軽く乱取りをさせて私はその中のひとりを呼びつけた。

「お前、身長は何センチある?」

「183です。」

この今井は部で一番の長身だった。公式戦では身長差ではなく重量差で区別するから、ひょろりと背だけが高い今井は決して有利とは言えない。

「本気でかかってこい。」

30センチも身長差のある今井が襟を掴みかかった拍子に私は今井の懐に潜り込み、突き当たってお尻を上げると長身の今井はパタリと私の前にひっくり返る。
投げられた今井はいったい何が起こったのかさえ、気づいていない。

「お前たちはまず第一に動きが硬い。柔術とは相手の力を利用して、しなやかに討ち取る事をいう。」

本来ならば、時間を測りながら彼らの動きを見てまわるのが役目だけど、部員は五人。
今日は存分に相手をしてやらなければならない。
乱取りは一分間、二人一組で行う。時間が経てば隣にずれて、すぐにまた違う相手と組み合う。
短い時間で、できるだけタイプの違う相手とせめぎ合う鍛錬のひとつだった。
ならば、実際にひとりひとりと組み合って適切な指導ができるかと言えば、こいつらではどこをどう指導したものか?逆に取り柄が見つからない。

「ヨーシっ!今日はこれで納めておこう。明朝は6時に起床!では解散っ!」

時刻は8時を過ぎていた。
夏の陽は長く、辺りはようやく暗くなったと感じたが、ここは山の中だから暮れ始めると立ちどころに闇が広がる。



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