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理科準備室のアイツと部長とうっかりなアタシ
【学園物 官能小説】

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呼び出された幽霊部員-1

ガラッ
「失礼しま〜す。直竹先輩いらっしゃいますか?」

アタシは面倒くさそうに理科準備室のドアを開ける。
元々がゆ〜れ〜部員なのだから、わざわざ名指しされるとは思わなかった。

「やあ、忙しいところ済まないね三上さん。
実は君に見てもらいたいモノがあってきてもらったんだよ」
「これなんだけどね。ちょっとういろうっぽいんだけど」
「部長、例えがわかりづらいです。せめて羊羹くらいにしましょう」
「いや余計にわかりずらいっすよ副部長」
「て言うよりかなりグミっていうかスライムみたいな?」


「何ですかこれ?」
「これは人の体温を感知してその形を自在に動かせる物体なんだよ!」
「物体?生きてるの?」
「そう!細胞の培養からここまでの大きさにすることができたんだ!」
「で、これを見せるために呼んだんですか?なんかキモイし・・・」
「いや、どのように変化するか、今日実験を行おうと思ってね」

「へー・・・ん?」
「是非とも三上さんにね」
「はっ?何の?」
「言っただろう?人の体温を感知するって」
(え?これなんかヤバいパターン?)
振り返ると部員たちに囲まれていて、腕をがっしりつかまれていた。

「はっ何これ?何です?」

「その貴重な実験をぜひ君にと思ってね」
そう言って直竹先輩はアタシの口にガムテープを張る。
「大丈夫。今後のために顔は映さないから」

そう言うと冷たい準備室の床にアタシは押し倒された。



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