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父の温もり
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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父の温もり(後)-2

 寝室のベッドの端に腰を下ろした夏輝は、目の前に立ったその逞しくも美しいケンジの姿に目を奪われていた。いつも遠くから眺めるだけだったプールサイドの憧れの男性が、現実に自分を抱きしめてくれる。すぐにあの逞しい腕に抱かれ、あの広くて温かい胸に包まれる。夏輝は身体の中から湧き上がる激しく熱い奔流を、もはや押さえ込むことができないでいた。

 ケンジは優しく夏輝の身体をベッドに横たえた。そしてゆっくりと彼女の羽織っていたガウンを脱がせた。
 ケンジは夏輝の耳元で甘く囁いた。「いいかい? 夏輝ちゃん」
 夏輝はコクンとうなずいた。
「あ、それにこれ、さっきの食事代の代わりなんかじゃないよ」ケンジはいたずらっぽく笑った。
「わかってます、ケンジさん」夏輝は顔を上気させ、恥ずかしそうに微笑んだ。「あたし、またケンジさんに甘えてしまいますね」
「僕も君のお父ちゃんの代わりになんか、到底なれないけど」

 ケンジはそのまま夏輝の背中に腕を回し、そっと唇を重ねた。夏輝はその唇を夢中で吸い、舌を彼の口の中に差し込んだ。しかしケンジの方は決して激しく舌を絡ませたりすることはなかった。常に夏輝のペースで、唇と舌を慈しんだ。それは先刻のディナーのように『ゆっくりと味わう』という形容がぴったりだった。温かく、柔らかく、心地よいその感触に夏輝は心も身体もとろけそうだった。
 キスに夢中になっている間に、いつの間にか夏輝のブラジャーのホックは外されていた。そのままケンジは、ピンク色に上気した夏輝のバストを手のひらで包み、ゆっくりとさすった。
「あ、ああ……」夏輝は小さな喘ぎ声を発し始めた。そしてケンジがその唇で乳首を捉え、とろけるようなさっきのキスと同じように舌先でやさしく愛撫し始めると、夏輝の身体全体はどんどん熱くなっていった。

「甘く熱い夜を君と過ごしたい」ケンジは柔らかく微笑んだ。
 そしてケンジは水色のショーツ一枚になった夏輝に優しく身体を重ね、再びキスをしながら、今度は右手をそっとその儚げで薄い布の中に滑り込ませた。
「んっ……」夏輝は小さく呻いて仰け反った。
 彼の指はためらうことなく夏輝の谷間に滑り込み、中でゆっくりと動き始めた。決して激しい動きではなかったが、いつしか夏輝のショーツは溢れ出る泉でしっとりと濡れていた。そして彼女はケンジと一つになりたい強い衝動に駆られ、自ら腕を彼の背中に回してきつく抱きしめたのだった。

 もう誰にも止められなかった。夏輝は右手をケンジの下着に伸ばした。
「おやおや、夏輝ちゃん、もういいのかい?」
「お、お願い、ケンジさん、あたしに入ってきて!」
「かわいいね。もうちょっと愉しみたかったんだけどね」
 夏輝はケンジを仰向けに押し倒した。そして、乱暴にショーツをはぎ取った。
「大丈夫かい? 夏輝ちゃん、」
「ああ、夏輝って呼んで、お願い」
「わかった。んっ!」夏輝がいきなりペニスを咥え込み、舌を使って愛撫を始めた。ケンジは小さく呻いた。「ああ、いい気持ちだ、夏輝」
 夏輝は長い間その行為を続けた。ケンジのペニスは大きく、硬かったが、温かく、いつまでも咥えていたくなる程心地よい感触だった。

「もう十分だよ、夏輝。さあ、横におなり」ケンジは少し焦ったように夏輝の身体を抱きかかえ、ショーツを脱がせて全裸にすると、優しく仰向けに寝かせた。そしてゆっくりと自分の身体を重ね、耳元でまた囁いた。
「このままでいいの?」
「きて、ケンジさん、早く、私の中に……」
「わかった」

 ゆっくりとケンジが中に入ってきた。
「あ、ああああ……」夏輝は仰け反った。ケンジは彼女の口を自らの唇で塞ぎ、腰をゆっくりと動かし始めた。
「ん、んっ……」
 その動きは激しいものではなかったが、夏輝の身体は敏感に反応し、早くも痙攣を始めた。
 ケンジはゆっくりと口を離し、夏輝の目を見つめて微笑んだ。
「イ、イって! ケンジさん、私の中に、イって!」
「いいの? そのままで」
夏輝は細かく身体を震わせながら今にも泣き出しそうな顔で懇願した。「お願い、ケンジさん、あたしに下さい」

 ケンジは次第に大きく腰を動かし始めた。
「んっ、んっ、んんっ……」
「ケンジさん! ケンジさん! ああ、あたし、あたしっ!」
 夏輝が激しく喘ぎ始めた。ケンジも首筋に汗を光らせながら苦しそうな顔で言った。
「あ、ああ……イ、イくよ、夏輝、もうすぐ……」
「来て! 来て下さい! お願い! あああああ……」
「いっしょにイこう。夏輝。 うう……ああ!」

「イくっ!」二人は同時に叫んだ。
 びゅくっ! そして次の瞬間、ケンジの体内にあった熱い塊が夏輝の身体の中に弾けだした。
「あああああーっ! ケンジさんっ!」


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