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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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打ち合わせ-2

3人がその時間を休息に充てる最中、当の優子は積極的に時間を潰していた。空腹を満たすために入ったレストランで店員にナンパをされ、電車で移動中には出会った痴漢をしばき上げ、ウィンドウショッピングで街ブラをしている最中にも、通りや辻ごとにナンパされていた。

(今日はどうしたんだろ?)

不思議に思った優子だったが、朝から何度も絶頂を迎えた女体が、それを思い出しながら上気し、プンプンとフェロモンを発散しているからということには気付いていなかった。

優子が有意義とは言えない時間を過ごし、陽子の部屋に戻って来た時には、3人以外にも数人の男女が集まっていた。

集まった面々は、星司、陽子、雄一の3人に加えて、お馴染みの女教師の由香里、そして雄一の高校時代からの友人の田川(【痴漢専用『特別』車両】で優子とカーセックスをした内の1人)、それとは別に3人のプレイヤーが畏まってソファに座っていた。その3人のプレイヤーは、改めて【山城】【川端】【海野】と名乗った。

本来ならば、幹部でもない新参者の優子がこの席に加わることはないのだが、陽子のたっての希望によって、今後の打ち合わせには優子も参加させることにしていた。そのことについては誰も異を唱える者はいなかった。

「じゃあ確認するわね。次回のターゲットは、先月の掲示板に書いた通り、山城さん、川端さん、海野さん、あなた達を罪に陥れた女達です」

陽子に名前を呼ばれた3人は真剣な顔をして頷いた。いよいよ自分の順番が回ってきたため、少し緊張した表情を浮かべていた。

「ターゲットの名はそれぞれ、月島希、永田みなみ、市ヶ谷深雪で間違いないですね」

人生を棒に振らされた女の名前を聞いて、プレイヤーの3人は一様に苦虫を潰したような表情を浮かべながら頷いた。

【痴漢専用車両】のネットサイトには、幹部とプレイヤーのみしか閲覧権限のない掲示板があった。そこにはターゲットである女の情報が書かれていて、新たに知り得た情報は、閲覧者の誰もが追加記入できるようになっていて、随時最新のデータ共有がなされていた。そして、そのデータをベースに刑の執行の実現に向けてに詳細に打ち合わせが成されるのだった。

【痴漢専用車両】では、但馬親子のような例外はあるが、通常、背景の異なった3人前後のターゲットを同時に断罪していた。

「今回のターゲットは、3人ともナンパで誘導する計画でしたが、上手くいきましたか?」

陽子は、冤罪を受けた3人以外の男に目を移して聞いた。一通り報告を受けていたが、この場で改めて確認を求めた。

陽子が言った様に、今回の誘導はナンパだったが、【痴漢専用車両】では、相手毎に事情を考慮しながら、その誘い込む手口は変えていた。星司がターゲットをモニターし、誘い込みやすい方法を考えて決めるのが常だった。

例えば、【当選しました】や【選ばれました】のような冗談のような手口で、簡単に特定の場所に誘い出される主婦もいた。その女に一旦誘い出した場所で、持ちきれない程の当選品と称した物を渡して、係りの者に運ばすという口実で、【痴漢専用車両】に誘導した。

また、陽子と由香里がエステシャンと称して、ターゲットを街角でモニター勧誘し、連絡先を聞いた上で、後日、用意した場所に面接すると言って、OLの射幸心を煽って誘い出すこともあった。偽りのモニター面接の後で、『合格です。せっかくモニターになってくれるんですから、お食事でも行きませんか』と、イケテル女の陽子から高級店の名前を聞けば、ターゲットの女はホイホイと【痴漢専用車両】に誘導されていった。

そんなターゲットを誘い出す場合、車を所有する者や、また、身近に車を所有する彼氏や夫がいる場合は、その車が物理的に動かなくなる措置が施されることになっていた。復讐を望むプレイヤーにはその際の罪悪感は一切なかった。

もちろん、どのようの場合でも公共交通機関を使用する場合、『交通費の全額こちらで持ちます』と伝えるのは言うまでもない。

しかし、なんと言っても一番手っ取り早い方法はナンパだった。

ターゲットをナンパし、後日、デートに誘って高級店で食事をすると言って誘いだす手口だ。もちろん、その店でアルコールを口にするため、次のお洒落なバーへの移動が電車となっても不自然ではないという寸法だ。


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