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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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敵もアクメロボ?! 芽衣ちゃんを救え!!-7

マシン・ダディ「ガングリオン・ハイパーモード!! 最終必殺技、『Gスポット』解禁!!」
コリン「Gスポット解禁ッ!!」

照明が消え、コクピット内はメーター類の放つ光だけとなった。
そしてコンソール正面から透明ケースが出現した。
ケースが左右に開き、中には『G』と刻印された赤いボタンが見える。

コリン「ポチッとな!!」

コリンが絶叫してボタンに拳を叩きつけると、ガングリオンは咆哮した。
ガングリ…オ"オ"オ"ォォ――――ン!!!
それと同時にガングリオンの関節部分から炎が吹き出した。
機体はたちまち真っ赤に染まってゆく。

マシン・ダディ「アクメ・リアクターの発するエネルギーが炎となって現出したもの、アクメ・ファイヤーだ!!」

シャルルも尋常ならざる事態に気がついたようだ。
アスペル・ガーは両手にアスペル・ハンマーを握ると、猛然とスピードを上げてガングリオンに突っ込んできた。

シャルル「コリン君!! 君の最後のあがきがそれか!! いいだろう!! 我が攻撃を受けてみよ!!」
コリン「行くぞシャルル!! オー・マイ・ボール!!」

コリンの叫びと共にガングリオンの胸部球体が発光する。
そこから飛び出した光の玉がアスペル・ガーに命中すると、途端に動きが停止した。

シャルル「な、何だこれはっ?!?!」

身動きの取れなくなったアスペル・ガーは四肢を広げたまま空中で静止した。
ガガガ…!! ガガガ…!! 空回りする機械音が虚しく響く。

マシン・ダディ「見たか、オー・マイ・ボール!! アクメ・リアクターを逆回転させて作り出した反アクメ・エネルギーの塊をぶつけて敵を一時的に活動不能にするのだ!!」
コリン「サーチアイ起動!! ……わかった!! 奴の弱点はアソコだ!! アクメ・キャノンの付け根!!」
マシン・ダディ「今だ、コリン!!」
コリン「とどめの一撃!! スプラッシュ・フィンガー!!!」

凝縮されたアクメエネルギーが集中したガングリオンの右腕が白熱化する。
急降下で体当たりしたガングリオンの拳はアスペル・ガーの機体に深々と突き刺さった。
ギャーンッ!!

シャルル「うぎゃあああああああ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
コリン「シェイク!! シェイク!! シェイク!!」

ガシュガシュガシュガシュガシュガシュ!!!!
突き刺さった機体の中でガングリオンの二本指が折り曲げられ、激しくシェイクされる。
アクメ・リアクターの接続回路やエネルギーチューブをズタズタに破壊され、その度にアスペル・ガーの機体はガクガクと痙攣した。

シャルル「揺れる!! 私の身体が揺れるっ!! あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」

コクピットを揺らす激しい振動。特殊なバイブレーションにシャルルはなす術もなく勃起した。
アスペル・ガーの急造アクメ・リアクターはヒートアップを防ぐため、大量の冷却液を循環させている。
コリンの放ったスプラッシュ・フィンガーによってその配管がズタズタにされ、冷却液が全身からだらだらと漏れ出した。
ブシャ――――ッ!!! ブシャ――――ッ!!!

シャルル「うぐぐ…。このままでは逝ってしまう!! 今回は私の負けだ!! さらばだコリン君!!」

脱出カプセルが宇宙に向かって飛び出すと、潮を吹き上げながらアスペル・ガーは自壊して爆発した。
ズババババ――――ンッ!!!

コリン「やった!! 勝ったぞ!! 父さん、ガングリオンは本当に無敵なんだね!!」
マシン・ダディ「ああそうだ。アクメパワーがある限り、ガングリオンは無敵なのだ!! …だがコリン、そろそろ別れの刻(とき)が近づいている」
コリン「えっ?! 何故? 何処へ行くの? 父さん、僕を置いていかないでくれよ!!」

せっかく会えた父に突然別れを告げられ、コリンは思わず取り乱した。

マシン・ダディ「それがダメなのだ。セーガン博士は私を1回限りの限定プログラムとしてセッティングしている。コリンが私ばかり頼りにしていると、いつまで経っても強い男にはなれないからな…。これからはお前一人で戦いの道を切り拓くのだ!! さようなら、愛しい私のコリン…」
コリン「そんなっ!! 父さん!! 父さ〜ん!!!」

…ブツン。
音声の途絶えたコクピットの内部で泣きじゃくるコリンの嗚咽だけが響いていた。
だが、おい…。誰か忘れてないか?

・・・・・・・・・・・・

一方、アクメ・リアクター内部の彩音はどうなったであろうか?
時間を少し巻き戻して彩音の様子を見てみよう。
今回も次回もその次の回も、その行く手には桃色のアクメ地獄が待っている!!

彩音「きゃあああああああああ!!! …あ、あれ…?」

辺りを見回してみたが、アクメ・リアクターの内部はがらんどうで何もない。
てっきり大量のマシン群に犯されまくるものと思い、覚悟を決めて飛び込んだのにとんだ番狂わせだ。
予想外の事態に彩音は言葉を失った。

彩音「はっ! あなた誰?!」

近くに人の気配を感じた彩音が辺りを見回すと、男が2人立っている。
一体いつの間に現れたのか?

(やだ!! 何でこんなところに人がいるのよ!! しかも2人もっ!!)

その2人の姿には見覚えがあった。

1人は彩音の通う水上中学のテニス部コーチ・沙村守(28)。
若い頃は将来を期待されたテニス選手だったというが、事故で膝を怪我して引退。
現在ではテニス部のコーチとして部員たちを厳しく鍛えている。
その厳しい指導には定評があるが、それでも入部希望者が後を絶たないのは、そのルックスに負うところが大きい。
口元を引き締めて長髪をなびかせた彫りの深い端正な横顔に彩音もちょっと憧れていたのである。


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