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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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敵もアクメロボ?! 芽衣ちゃんを救え!!-6

シャルル「目障りな飛行物体だ。こうしてやる!!」
アナウンサー「うわわっ!!! 私たちは破壊の限りを尽くす宇宙から侵略ロボに捕まってしまいました!! 先週、我々の日本を守ってくれた謎のロボットよ、早く来てくれ!! ああ――ッ!! もうダメです!! 皆さんさようなら、さようなら、さようなら!!!」

メキメキ…!! ボンッ!!! ヘリコプターはあえなく爆発した。

シャルル「わはは、下等生物どもよ!! ステッドラー総統の下にひれ伏すのだ!!」

キーン!!
ガングリ・ウイングが到着したのはその直後だった。

彩音「わ〜っ大変!! 東京がメチャメチャだわ!!」
コリン「しまった!! 一足遅かったか?!」
シャルル「コリン君、ようやく来たか。待ちくたびれたよ!! 相変わらず私を焦らすのが上手だね!!」
コリン「ここじゃ皆に迷惑がかかる!! シャルル、早く海に出ろ!!」
シャルル「言われなくてもそうする!!」
コリン「チェンジ・ガングリオン!! セット・オン!!」

コリンの掛け声と共にガングリ・ウィングはロボット形態へと変形する。
主翼が機体内部に収納され、機首の部分は2つに分かれて背面に回った。
肩当てがスライドして大きく開くと両腕が伸びる。折りたたまれていた脚部も展開。
そして頭部がせり上がり、収納されていたアンテナが飛び出した。
ガングリオォォ…――――ンッ!!! 咆哮が響き渡った。

コリン「ガングリオン・ハイパーモード!! 彩音、頼んだぞ!」
彩音「うん、わかった!! 必ず芽衣ちゃんを救い出してね!!」

彩音の身体がアクメ・リアクター内部に吸い込まれてゆくと、ガングリオンは発光して海上に飛び去る。
シャルルのアスペル・ガーもそれを追って発進した。
ギャン! ギャン! 2つの機体は激しくぶつかり合いながら交錯した軌道を描き、どんどん上昇する。
先日の戦闘ではガングリオンに圧倒されていたアスペル・ガーは猛烈なアタックにひるむことがない。

シャルル「どうだコリン君! 君のガングリオンに負けないパワーを手に入れたぞ!!」
コリン「何を! 父さんの作ったガングリオンが急場しのぎのアクメ・リアクターに負けるわけがないんだ!!」

ガングリオンは加速してアスペル・ガーから離れると、ガングリ・バスターを取り出した。
チューブを連結して急速エネルギー・チャージをかけるとビームを連発する。
アスペル・ガーは股間のアクメ・キャノンを起動させて応戦した。
バチバチバチバチッ…!!!!
ビームとビームが真正面からぶつかって激しく火花を散らし、発生したプラズマによって東京湾は美しい光に包まれた。

シャルル「どうだ!! 新装備のアクメ・キャノンの威力は!!」
コリン「そんなバカな!! ガングリ・バスターが効かない?!」
シャルル「ふっふっふ…。驚いたか!! じゃあ、こういうのはどうだ?!」

ブシュッ!!
アスペル・ガーは股間のアスペル・ハンマーを射出した。
ハンマーから伸びるワイヤーを掴むとぶんぶんと振り回し、ガングリオンに向かって投げつける。
ガングリオンはとっさにライフルで叩き落とそうとするがハンマーの勢いは止まらない。
ボディにぶつかった瞬間、スチールボールから巨大な3本のトゲが飛び出した。

コリン「あ"―――ッッッ!!!」

ヴイィィ――――――ンッ!!
コクピットにも凄まじい衝撃が走り、思わず絶叫するコリン。
ガングリオンはたちまち機体のバランスを崩して落下する。

シャルル「見たか!! アスペル・ハンマーの威力を!!」

すかさずアスペル・ガーは下から回り込んで落下してくるガングリオンを弾き飛ばす。
ガシッ!!!

コリン「うわぁぁぁ―――ッッッ!!!」

続けてアクメ・キャノンが跳ね上げられた機体を狙いすまして連射する。
ズビュン!! ズビュン!! ズビュン!!

コリン「うわぁぁぁぁぁ――――――ッッッ!!!!!」

ザバーン!! ガングリオンは海中に墜落すると、すさまじい水しぶきが上がった。
飛び散った水滴が雨のように周囲に降り注ぐ。
反撃に備えて注意深く周囲を旋回するアスペル・ガーだが、ガングリオンは浮上してこない。

シャルル「何だ、他愛もない。もう少し歯ごたえがあるかと思えばとんだ期待外れだ。セーガン博士の開発したアクメロボといえども、所詮私の操るアスペル・ガーの敵ではないということか…。さて哀れなコリン君を引き上げてやるかな」

一方、海底のコリンは…。

コリン「…………」
謎の声「コリン! コリン! 目を覚ませ!!」
コリン「ううう…。はっ!! その声は!! 父さん?! 生きていたんだね!!!」
マシン・ダディ「いや違う。私の名はマシン・ダディ。レオ・セーガン博士がもしもの時に備えて自分の人格と記憶をガングリオンのコンピュータに登録しておいたのだ…」

地球の平和を守るため、自らの命を犠牲にして自分を救ってくれた父。
そして今も変わらず自分を守ってくれる父の愛情がコリンの胸に深い感動を呼び起こす。
いつしかその頬から涙が熱い流れ落ちていた。

コリン「ううう…。父さん!! 父さん!!」
マシン・ダディ「コリンよ…。よく聞け。ガングリオンの本当の力はこんなものではない。今から私の言う通りに操作するのだ。そうすればアスペル・ガーなど恐るるに足りぬ!!」
コリン「わかったよ、父さん!!」

ザバ――――ッ!!! ガングリオンは海上に飛び出した。

シャルル「やはり生きていたか!! 嬉しいよコリン君!! 楽しませてもらえそうだな!!」

アスペル・ガーはガングリオン目がけてアクメ・キャノンを連射。
ヒュン! ヒュン! コリンはビームを巧みに避けながらガングリオンを急上昇させる。


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