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超合体★アクメロボ ガングリオン
【SF 官能小説】

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初体験の相手はロボット?! アクメロボ出撃!!-3

シャルルの駆るロボットは下から迫ってきた。
スマートなガングリオンに較べて手足が大きく、ずんぐりした赤い機体だ。
その頭部には一角獣を思わせる巨大な角が伸びている。
ガシ―――ン!! 弾き飛ばされたガングリオンは今度は上方に跳ね上げられた。

コリン・彩音「うわ―――ッッ!!!」
シャルル「何だ、セーガン博士が開発したアクメロボの性能とはこんなものか? そんな機体で私の操るアスペル・ガーに勝てるつもりか?」

アニメならよくある会話だが、このやりとりは周囲数キロに響き渡っている。
ガングリオンにも『アスペル・ガー』と呼ばれるこの赤いロボットにも、戦闘中でも会話できるように大型スピーカーが装備されているのだ。
戦闘するだけでも周囲は大被害なのに、何というはた迷惑な宇宙人であろうか?

シャルル「…それというのも君の父上がいけないのだよ!! アクメロボ開発を命じたステッドラー総統に背いてニセの設計図を提出し、我々を欺くとはな!!」

アスペル・ガーは今度は両腕からカギ爪を出すと、グルグルと高速回転させながらガングリオンに迫る。

シャルル「あまつさえ我々の侵略計画を妨害しようと息子の君まで地球に差し向けるとは!! その罪万死に値する!!」
コリン「させるかぁっ!!」

ガシッ!!
回転する両腕をかろうじて受け止めたガングリオンだったが、また衝撃で跳ね飛ばされた。

コリン「おああ―――ッ!!!」

しかし今度は飛ばされた先に素早くアスペル・ガーが回り込んでガングリオンを抱きとめる。
ヴイ"ィィ―――ン"!!
ガングリオンの機体は二本の腕とカギ爪で完全に固定された。

シャルル「…だが、今ならわかり合える。そうだろうコリン君?!」
コリン「何のことだ?!」
シャルル「とぼけるな! 私の君に対する想いを知らぬとは言わさんぞ!!」
コリン「よせっ、気持ち悪い!! 僕に近づくな!! この変態野郎っ!!」
シャルル「フハハ、その状態で何を言っても無駄だ!! このまま活動不能にして機体ごと君をお持ち帰りしてやる!!」

ギシ! ギシ! ギシ!
アスペル・ガーの腕がガングリオンを締め上げる。

コリン「ううう…このままでは、やられてしまう――!!!」

操縦席にコリンの甲高い声が響いた。

彩音はシートに必死にしがみついて生きた心地もしない。
迫り来る死の恐怖で顔面蒼白だ。

彩音「コリン君、何とかしてよ〜!! 私たちこのまま死んじゃうの〜?!」
コリン「シャルルはステッドラー親衛隊のエースパイロットだ。ノーマルモードで勝てる相手じゃない!! こうなったら最後の手段だ!! アクメ・リアクター起動!! ガングリオン・ハイパーモード!!」
彩音「やったぁ!! 何か秘密兵器があるのね?!」
コリン「うん、秘密兵器はズバリ、君だ!! 頼むぞ!!」
彩音「え"え"ええええええええええええええええ?!?!?!?!?!?!」

突然の爆弾発言に仰天する彩音。
コリンはコンソールの赤いボタンを押すと、操縦桿が2つに分離して変形する。
ガシャン! ガシャン! それに呼応して突然シートからリングが飛び出し、彩音の手足は完全に固定された。
ハッチが左右に開き、彩音のシートはそのままチューブを急降下していく。

彩音「きゃあああああああああああ!!!!!!」

彩音がアクメ・リアクターに飲み込まれた瞬間、ガングリオンの胸部球体が光り輝いた。
ガングリオンを掴んでいたアスペル・ガーの両腕が軋み始めた。
メキ、メキ、メキ…。そして再び咆哮する。
ガ、ガングリ…オ"オ"オ"オ"オ"オ"ォォォォ――――ン!!!!

シャルル「何だっ?! 通常の3倍のパワーにチューンナップされた、このシャルル専用機がパワー負けしているだと?!」

ガギンッ!!
アスペル・ガーのカギ爪をへし折ったガングリオンは、そのまま空中に飛び上がった。
シャルルもそれを追って飛び上がったが、たちまち見失ってしまう。

シャルル「何というスピードだ!! う、動きが早すぎて追尾できん!!」
コリン「ガングリ・カッター!!」

コリンの叫びと共にガングリオンの肩・腕・脚から翼状のカッターが展開した。
ギュン! ギュン! ガングリオンは急上昇や急下降を繰り返して敵を翻弄する。
そして猛然と体当たり。ガッギィ――――ン!!!

シャルル「うわあああああぁぁぁぁぁ――――ッッッ!!!!」

襲い来る凄まじい衝撃波。
アスペル・ガーは迎撃しようとビームを放つが、たちまち弾かれてしまう。
ガングリオンが突き抜けるたび、アスペル・ガーは手足をもぎ取られてゆく。やがて戦闘不能になった。

主題歌:『絶倫パワーだ! ガングリオン』(歌:木本二朗&多杉罪子、コーラス:きりぎりす’73)

ガン! ガン! ガン! ガングリオン!
ゴー! ゴー! ゴー! アクメパワー!
信じられるか?! この強さ
ひとつのアクメが 百万パワー
みんなの期待 背に受けて 地球の平和 守るのさ
飛ばせ! 飛ばせ! ガングリ・クラッシュ!
撃つぞ! 撃つぞ! ガングリ・バスター!
汗と涙の合体技だ ダッシュ! カミング! ガングリオン
ガングリオンに 生死を賭けて
コリンと彩音は 今日も行く

シャルルはアスペル・ガーの機体を反転させて撤退し始めた。

シャルル「ぐぬぬ…。コリン君、今日のところはこれで許してやる!! だが、今度会った時は君が私の物になる時だ!!」
コリン「逃すかっ!! ガングリ・バスター!!」


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