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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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香水-1

「はぁっ、、。 」

2月中旬。
ある日の夕方、自宅で
ローターをポーチにしまいながら、
茶色のソファーの上で
ちづるはため息をついた。
タクミの言葉を思い出していた。


『 抱きつかれた事、
 考えてオナニーする。
ちづちゃんは、絶対に、しちゃう。』



「、 、 、、。」

  しちゃっ た

  
 一昨日もしたから、2回 も 

 でも

   でも!! 
 
 こないだまで 
   生理だったんだもん 

 エッチも 出来なかったし

 それに

  先生の 匂い、 、、


ちづるは思い出す。
新宿で、先生とバーに飲みに行った日。
先生は、
昔つけていた香水の香りがした。

ちづるが高校生の時、聞きたくて、
聞けなかったあの香り。

先生と新宿の駅で待ち合わせをして
会った瞬間にすぐに分かった。
高揚する気持ちを抑え、
先生に思いきって聞いてみた。

「先生、いい香りしますね。
  どこの香水ですか?」

 やっと 聞けた

  私 変な言い方に
     なってないかなぁ


先生のつけていた香水は、
高級ブランドの香水だった。
昔先生が新婚旅行に行った時、
旦那がプレゼントしてくれたの、
と、語っていた。
ちづるは思う。 

  高校生じゃ、
   このブランドの香水は

  見つけられない か 

  でも 聞けて良かった

     

ちづるは新宿からの帰りの電車で
すぐにスマホで、その香水を調べた。
そのブランドのショップがT駅にあった。
早速、翌日にその香水を買った。
自分の職場が飲食店の為、
つける目的で買ったものではなかった。

どうしても手元に、
その香りを置いておきたかった。

気がつくと、その小瓶の匂いを嗅いで、
先生を思い出しオナニーをしていた。
2度目のため息をつく。

「っ、はーー、 、、、。

     、、でも さ 」


  頭の中の 想像の事 なんて

 やっぱり 

 バレるもんじゃないような
        気がする 


『 ちづちゃーん? 
 前に、言わなかった? 
 ちづちゃんは、下手なんだよ?

   嘘つくの。』 

 

  前にタクミ君に 言われた
    

  私は本当に

 嘘つくの
   下手なの かな ? 

「ぅーーーん、 、、」

オナニーが終わったちづるは、
お風呂に入る。
湯船に浸かりながらも考え続ける。


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