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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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そんななか、呑気な感じで直哉が
「おはようございます〜」
と、入ってきた。
皆がシンッとしている雰囲気に気がついて
「俺の異動話かな?」
なんておどけるから

「違います!伊藤さんの彼氏の話です!」
と、真実ちゃんに一蹴された。

そんな返事に直哉は大笑いして

「なに?伊藤の彼氏がどうした?」

と真実ちゃんに確認する。

「伊藤さんったら、遠距離の彼氏に指輪をもらったんですよっ」
興奮して話す真実ちゃんに私は苦笑いして
「その話は、お昼休みにでもゆっくりね」
と、興味を逸らそうとしたら、
当の直哉がその話に乗ってきた。

「へぇ〜。伊藤が彼氏にもらった指輪をしてきたんだ?」
「そうなんです!」
「その指輪、センス良かった?」

そんなこと真実ちゃんに今言うことじゃないでしょ・・・
半分呆れていたら

「素敵な指輪でした!」
と、真実ちゃんも興奮気味。

こんなに騒がれるとは思っていなかった。

「へ〜。これと同じ?」

そう言って直哉は自分の左手を真実ちゃんにかざした。



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