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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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魔性の女達-2

 「はい、では30分の休憩に入ります。」
紗希が休憩を告げた。体の硬い中野はすでに体のあちこちが悲鳴をあげていた。まるでマラソンを終えた後のように仰向けで床に倒れた。
 「ハァハァ、キッつ…!」
もっと緩いもののだと思っていた中野にとっては苦痛の1時間半であった。
 するとそんな中野を心配して顔を覗き込む女性がいた。鈴本杏樹だ。しゃがんで心配そうに見つめていた。
 「中野クン、大丈夫??」
 「あ、平気っス!」
情けない姿を恥じる気持ちは中野にもある。慌てて上体を起こす。
 「あん、無理しちゃダメっ」
体を支える杏樹。近づいた胸元に目が行ってしまった。しかも若干汗ばんだ体が妙に色っぽい。心臓がドキドキする。
 「立てる?」
今度は違う女性が心配してきた。奈々緒と言うセクシーな女性であった。こちらはスラッとしていてモデルのようなスタイルをしていた。
 「は、はい。」
情けなくも2人に支えられながら何とか立ち上がった。他の女性達も心配そうに回りに集まっていた。
 「す、すみません、みなさま…」
みんなを心配させてしまい申し訳なく思う。中野は軋む体に鞭を打ち何とか歩く。そしてリラクゼーションルームに入る。中野が椅子に座ると中野を中心にするように椅子に座る女性達。
 「みなさん優しいっスね…。」
照れながら頭をかく。そんな中野を見て微笑む女性達。中野は訳もなく嬉しくなってしまう。
 「はい、どうぞ♪」
清楚系の井口遥がミネラルウォーターを差し出した。
 「ありがとうございます。」
恐縮しながらミネラルウォーターを飲む中野。至れり尽くせりの待遇に少々落ち着かない。汗ばみ熱気ムンムンの美人達に囲まれ男を刺激する空気が中野を包む。
 「痛いとこない?マッサージしてあげる。」
杏樹が床に跪き、中野の足をマッサージし始める。
 「だ、大丈夫っす…!悪いっスから…」
杏樹はニコッと笑う。
 「いいからいいから」
揉み加減が最高だ。細く美しい指がすね毛だらけの自分の足を揉みほぐす光景に胸が躍る。
 「肩も、ね?」
井口遥が肩を揉む。
 「どうして俺なんかにこんなに良くしてくれるんスか…?」
その言葉に女性達は顔を見合わせ微笑む。
 「だって今まで女性ばかりのクラスだったから、男の人が入ってくれてみんな嬉しいのよ。みんな中野クンとずっと仲良くヨガしたいのよねぇ、みんな?」
 「うん♪」
男を喜ばせてくれる言葉だ。中野は鼻の下を思い切り伸ばしてすっかり舞い上がった。


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