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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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確たる証拠-3



そうか──

でもこれが正直な感情なのかもしれない。

嫌だと思ったら嫌だろうから──

そこで我慢してまで付き合う価値があるかないかの違いになってくるんだろうけど──


てことは、俺にはその価値がないってことだ──


なんかちょっとした切っ掛けで色んな本音が見えてくる

でもね…


晶さん


俺は赦すよ──


晶さんが浮気したとわかっても──


躰にまざまざとその情事の確たる証拠が残っていても──


何がなんでも晶さんを手離したくない俺は


赦すしか道が残されていないから──



俺はなんの追求もせず、


赦してあげるしか晶さんを手元に置く方法がないから──。



ほんとは思いっきり責めてめちゃくちゃに壊れるくらい抱いて思い知らせてあげたいけど──


そんなことをして捨てられるのは間違いなく俺の方だから…




俺は言いたいことの半分も大好きな貴女に伝えることができないでいる──


晶さんと付き合うってことはこれからも多分、こんな思いを繰り返すのかも知れない──



「夏希ちゃん…」

「なに」

「夏希ちゃんは浮気する人?…」

「……ふ」

晶さんの問いに思わず皮肉気な笑いが漏れた。

「……先はわからない」

「……そか、そだね…先はわからないね」

晶さんは俺の答えを繰り返し囁く。

何もかも晶さん次第だよ──


あんまりにも辛かったら…



さすがに俺も逃げ出すかも知れないから──



だから俺をこれ以上泣かさないで欲しい…




顔を埋めた晶さんの黒髪に目尻から伝う雫が落ちる…


自分の恋人の筈なのに、腕の中にいるこの人はとても遠い存在に思え、


思わず震えた胸がひどく軋んでいた──。



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