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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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今は、かけがえのない一時を-16

「陽子さんのおまんこと比べてどうですか?」

突然名前の上がった陽子の目が開いた。

(あたしと比べてって、星司は…)

「比べるも何も、陽子は姉だよ。そんなことは対象外だし、ハッキリ見たことないから比べられないよ」

星司は困惑顔で答えた。そうはいっても【痴漢専用車両】を始めてから、幾度も目に触れる機会はあった。それどころか、陽子が見て貰いたがっていることもわかっていた。それでも星司は極力直視しないようにしていた。そして陽子が運営する【痴漢専用車両】のネットサイトを覗かないようにしているのも、それが理由の1つだった。陽子に陰毛のあるころにはまだよかったが、それを処理してからは、目のやり場に困ってもいた。そして今も。

「じゃあ、今、比べてください。ちょうど陽子さんも下を脱いでるし」

優子の視線に釣られた星司が目を向けると、そこには陽子の剥き出しの割れ目があった。

「どうしてなの?」

慌てて目を閉じた星司に代わって、陽子が問い掛けた。

「だって、意地悪ばかりするエロ陽子に負けたくないじゃないですか。だから、マスター、陽子さんと比べて、どっちが綺麗なおまんこか決めてください。でないと、あたし、また泣いちゃいますよ」

(優子ちゃん、あなたって…)

優子は陽子のいつもの卑猥な行為が、誰を想定してやっているのかを知っている。優子の真意に気付いた陽子は目頭が熱くなってきた。もちろん、星司にとっては、陽子の願いも優子の心境も手に取るようにわかっていた。それがわかっていたから尚更のこと、今の情況から逃れられないことを星司は理解していた。

「わかった。比べるから、陽子、その椅子に座って足を開いてくれ」

星司は横にある椅子を指差した。

「えっ…、えぇ…」

その指に操られるように、陽子は震える身体で優子の横にギクシャクしながら椅子を引き寄せた。

「せっかくだから、上も脱いじゃいましょう。エッチなおっぱいも出してくださいね」

優子に言われるまま、陽子はシャツを脱ぎ捨てると、椅子に腰を掛けて足裏を座面に付けてM字に足を開いた。

「星…、マ、マスター、優子ちゃんのと見比べて…」

陽子の声が震えていた。もう星司は躊躇を見せなかった。足を開いた陽子の前に屈むと、その卑猥な秘裂の前に顔を近付けた。

「マスター、ジックリ見てくださいね。陽子さんももっとおまんこ開かないと、マスターに肝心な中身が見えないでしょ」

「はい…」

陽子は素直に従った。割れ目の両側に手を添えると、グッと左右に開いた。愛液が流れて尻肉を濡らした。濡れた淫部に弟の鼻息が当たって涼しさを感じたが、それによって陽子の淫部がさらに熱くなってきた。

(星司に見られてる…)

それを実感した陽子は、一つの念願が叶った嬉しさと、味わったことのない羞恥のあまりに、我慢していた涙がボロボロと零れてきた。

(これだけでいい…。優子ちゃん、あたしこれだけで十分…)

これ以上、この状態で星司を意識し続けたら、更に強い次への欲求が膨らんで、自分でも制御ができなくなりそうだった。

「も、もういいでしょ。で、あんたはどっちが綺麗だと思ったのよ?」

さっと足を閉じた陽子は、涙を見せないように、横を向きながら星司に聞いた。

星司は何か言わないといけなかった。しかし、見比べた結果、どう思ったにしても、星司が言える答えは1つしかなかった。

「どっちも綺麗で比べられないよ」

その答えに陽子は舌打ちをしそうになった。星司はいつもそうだ。そんな優しさなんていらない…

「あ、あんたバカじゃない。一体何を、何を見てたのよ。も、もうあたしの負けでいいから、さっさと優子ちゃんとやりなさいよ」

感極まった陽子には限界だった。陽子はその場で声を圧し殺して泣いた。

「ごめん」

星司は陽子に謝ると、改めて優子に向き直った。これ以上、優しく声を掛けるより、優子に向き合うことの方が、陽子の救いになる。そう思った星司は自分を見上げる女と見つめ合った。



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