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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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フレア ヨガ教室-10

 念には念を入れ2人はランダムに寄り道をして尾行がないかどうかを慎重に注意しながら公共交通手段を使い二手に別れ特殊メイクを外して着替えてから県警本部へと戻る。特命捜査対策室のメンバーでさっそく対策会議が開かれた。
 「特に変わった様子はありませんでした。ただ確かにクリーン過ぎるとこは逆に気になりますよね。それにいくらその活動が近隣住民からの理解を得たと言っても反対の声の一つもないのは考えられないですね。何か裏がありそうですね。ヨガ教室自体は特に怪しい点はありませんでした。ただ…」
近藤が気になった事を言おうとした時、吉川が割って入った。
 「事務所の職員の信者もヨガ教室の生徒も、み〜んな可愛いんッスよ♪」
急に生き生きし始めた金田に女性陣が顔をしかめる。
 「はぁ??関係ないじゃん!!」
マギーが吐き捨てるように言った。
 「怪しいだろ〜?みんな美人なんだぜ!?それも相当高いレベルなんだよ。ありゃあ誰でもウェルカムって感じじゃあないね。選別してるよ、美人だけを。」
 「どーせいやらしい目でしか見てなかったんでしょ!」
 「はぁ??何なんだよお前は!いちいち俺につっかかってきてよ〜、いつもいつも!」
ヒートアップする2人を若菜が宥める。
 「落ち着きなさいよ。でもねマギー、話は違うけど、レイプ事件の被害者女性はみんな相当な美人なのは知ってるわよね?その点では共通してる。て事はフレア千城支部の女性職員やヨガの生徒と、レイプの標的を選別してるのは同じ人間…、もしかしたらサーガと呼ばれる男かも知れない可能性が出てくるのよ。相手は決してボロを出さないでしょう。ならこちらからその隠されたボロを暴いていかなきゃならないの。どんな情報も見逃せないわ。感情的にならずにいつも冷静でいなさい、マギー。」
マギーは憮然としながらも素直にはい、と答えた。
 「さて明日から、まず昼の部の中野宏から潜入捜査が始まるわ。みんな2人に協力するように。いいわね?」
 「はい。」
 「吉川君、近藤君、まずはヨガ教室に馴染んで欲しいの。いきなり怪しい動きをして不審に思われたら終わりだから、まずは余計な事を考えずみんなと親交を深める事。何かおかしな事に気付いたらすぐに連絡せずにフレア千城支部から離れてから連絡ちょうだい。急ぎでなければこの会議での連絡でいいからね?分かった?」
 「はい。」
近藤はそう応えたが、吉川は一つ質問をした。
 「もしいい仲になってしまいそうだったら、どこまでしていいんですか?」
 「それはセックスって事?」
 「はい。下手に拒んだら怪しまれるし、関係がぎくしゃくしたらヨガ教室に行きずらいし…。」
 「そうね。ならいいわよ?ただし中野宏としてならね。吉川啓吾としてのセックスは断じて禁止します。警察の立場を忘れて暴走するような心構えならこのプロジェクトから即刻外すわ?」
 「OKです。分かりました。」
吉川はあくまで捜査の為の可能性だと思って聞いてみたが、まさか自分が人生を全て鈴本杏樹に捧げてもいいと思ってしまう未来に気付く由もなかった。
 翌日、いよいよNFPプロジェクト、第1号の捜査が始まろうとしていた。


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